Home > 1月 25th, 2011

2011.01.25

Salvagno “Nuovo”


土曜日は、「マドリードだよ」のtoshiさんが帰国していたので、友人も集まって
「La Antica Casa」(時代屋)へ行ってきました。
てか、同じ書きだしで書いてから、まだ1ヶ月ぐらいのような気がする(笑)
toshiは、帰国せずに新宿辺りに潜伏していたか、実家で年を越したんじゃないだろうか?(笑)
そのような詮索はさておき、写真左はハモンセラーノ。手切りですね。ハモンセラーノは
スライサーを使わないにかぎりますが、忙しい中、大変でしょうね。
しかも、この生ハムは、いつものハモンセラーノと違う感じがしました。熟成方法か期間かな?
次に行った時に確認したいと思います。
写真右は、何の変哲もないピッツア、マルゲリータですが、何の変哲もないことはなく、
ちょっと変わりました?トマトのフレッシュ感がビシバシきてます。
まぁ、美味しいのは、相変わらずです。

先日のシェフのコメントにあった通り、「ロミジュリ!」と合言葉を伝えたら、
こういうものが人数分サーブされました。
僕はイタリア料理に関しては浅い知識しか持ち合わせませんが、どこの世界にこういう形で
ノベッロのオリーブオイルを試飲できるリストランテがあるでしょうか?(笑)
たぶん、この店だけです(笑)

イタリア/ベローナ産:『サルバーニョ』エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル
イタリアのヴェネト州ベローナ産の有機栽培オリーブの実から搾られるオリーブオイルです。
昨年秋に収穫して、ノンフィルターで搾られ瓶詰めされたものですね。南方だともっと早くから
出回り日本にもやってくるのですが、これは今年になってやっと入って来たもので、
何だかそっちの方がリアリティを感じます。
香りが良く、まろやかです。クセが強くないので何にでも合うと思います。
写真でも解るようにノンフィルターの割に濁りが少ないように思えます。
黄金色ではなく、若々しいレモンイエローに近い発色だけでも、酸化してない様子が解ります。
普通にイタリアの新オリーブオイルは、ワインと同じくnovello(ノヴェッロ)と呼ばれますが
このサルバーニョはnuovo(ヌオーヴォ)と称しています。どっちでもいいけど(笑)

写真左は「なばな」のグリル。これだけ茎が太くても、熱を加えることで柔らさと弾力が出ます。
マドリッド在住のtoshiさんに「『なばな』ってのは『菜の花』と同じか?」と尋ねられ、
自信満々に「そうだ」と答えた僕ですが、この写真を見るにつけ、違う気がしたので調べました。
・・・別物です(笑)まぁ、どっちも油菜(あぶらな)科の緑黄色野菜ですから(笑)
「なばな」の方が「菜の花」よりも少し早めに市場に出回り、葉の緑色も濃いようです。
この「なばな」のグリルが本当に美味しくて、みんなに好評で、シェフが気を良くして出して
くれたのが、写真右の「タルディーボ」のグリルです。そりゃ、旨いです(笑)
そして、この2種類の野菜のグリルの旨さを、先ほどのオリーブオイル「サルバーニョ」が
高めてくれたことは間違いありません。そりゃあ、「タルディーボ」も多分「サルバーニョ」と
同じヴェネト州ベローナのモノですから。(・・・違うかな?)

「タルディーボ」のグリルの皿は、生に近いもの、弱く火を通したもの、よく火を通したもの
の3つの焼き加減でサーブされました。素晴らしく細やかな心遣いと云うか、すごく解りやすい
です。でも、こうやって無意識のうちに啓蒙されているんです(笑)
写真右が生の「タルディーボ」です。赤チコリ、ラディッキョの品種ですが、トレヴィスと
云った方が通るのかな?その中で「トレヴィーゾ」と云った種類に分類され、早生種が
「プレコーチェ」、晩成種が「タルディーボ」です。
そういや、toshiさんは僕に「タルディーボ」の綴りを尋ねて来たけど、それも間違ったまま
教えてしまいました。僕は「タルティーボ」と発音してたから(笑)
正しくは「tardivo」です。toshiさん、直しておくように(笑)