2010.02.19
僕が幼少の頃、まだTVドラマじゃなくて、今の吉本新喜劇のようにセットの中で生本番を
やっていた『てなもんや三度笠』って番組があった。あんかけの時次郎の決め台詞は、
「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」
いきなりスポンサーのCM(笑)
そういう時代だったんだけど、それはそれで一世を風靡して、僕の脳内に刷り込まれた。
関係ないけどこの番組で「ひっじょーにきびしぃ~!」「~してチョウダィ!」と云ってたのは
今をもって芸風が変わらないタケモトピアノの財津一郎さんです。
この3つの決め台詞は、谷啓の「がちょ~ん」と共に、時々僕の口を衝いて出るので、周りに
白い目で見られることも多々あります。
世の中の、善と悪とをくらぶれば、恥ずかしながら悪が勝つ。神も仏もねえものか。
浜の真砂は尽きるとも、尽きぬ恨みの数々を、晴らす仕事の裏稼業。お釈迦様でも気がつくめえ。
中村主水は、僕にとってのアンチヒーロー、アンチテーゼの代表格でした。
ただの正義感による勧善懲悪でなく、仕事料をもらわないと仕事をしない。
青臭い正義感だけで人を殺めていたら、殺しのからくり人形になってしまう。
仕事料ををもらうのは、人として留まる為だ。みたいなことを主水が云ったことがあった。
悪人を殺めるために、自分を貶めてから仕事を行なう中村主水。その背中は僕を惹き付けた。
間違いなく藤田まことは、僕の中では時代劇で最高のヒーローでした。
謹んでご冥福をお祈りします。
2010.02.18
時代屋に行ってきました。写真は「マンガリッツァ豚のサラミのサラダ仕立て」。
マンガリッツァはハンガリー原産の希少な豚です。
ハンガリー共和国の至宝であり、あまりに大切なために、国家遺産に指定されています(笑)
いや、マジです。食べられる国宝って、どうなんだ(笑)
しかも全身がカールした毛で覆われていて、見た目は豚に見えないんです。
「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」と呼ばれているそうです。
僕の説明だけじゃ言葉足らずで信用してもらえないと思い、ネット検索してみました。
ハンガリーの食べられる国宝「マンガリッツァ豚」
以前に時代屋でマンガリッツァ豚を食べさせてもらったことがあるけど、サラミは初めてでした。
旨い!旨みは脂だと思うのですが、上品な脂です。赤身のコクがかなり効いています。これ、旨い。
イベリコ豚と起源は同じようなのですが気象条件の厳しいハンガリーでまた違った進化を遂げたの
でしょうね。欧州とかだと三ツ星レストランの食材のようです。
とにかくハンガリーの至宝、マンガリッツァ黒豚、食べてみる価値はあります。
2010.02.17
世界を救うショッピングガイド―Causebrand Handbook
忘れてました。ブログ中止期間中に、Jさんからいただいて読んだ本なのですが、再開したら
レヴューを書こうと思い、そのまま忘れていました。
コーズブランドとは、消費者が購入した商品の売上の一部が寄付されるなどして、社会に貢献できる
商品の総称だそうです。
Causebrand Lab.
いきなりから恐縮だけど、大体この種の話は胡散臭いのが多いのが難点です。
趣旨の高尚さ加減の割には、集められた資金の使途が不明で、不透明度が高い。
また、そういう印象に拍車をかけたのが、約5年ほど前に流行ったホワイトバンドでしょ。
「ほっとけない 世界のまずしさ」と云いながら300円もしたのに、貧困国への金銭的支援には
1円も割り当てられず、すべては製造流通費やNPOの活動費に充てられていました。
悪意は無いのは分かるけど、後になって白いヒモでいいんだとか、意思表示だとか云われても
言い訳にしか聞こえない。あれって、結局売り上げの中から一部を寄付したんですよ。
でもね、あれだけコンビニとかで売られてたのが、今では見かけない。その後は、どうなったのか
一般的には知られていない。例え地道に活動していても無責任だと言わざるを得ません。
あ、今回はホワイトバンドの件ではない。コーズブランドの話だ。
でも、これで分かったことは、我々は日々安価なものを求めて購入を繰り返しているにも関わらず、
金銭的に僅かなものでも社会に貢献したいって潜在意識は案外持っているということですよ。
でも、どうしたらいいのかも分からないし、寄付と云われても困るわけです。
中国の災害かハイチの災害かアフリカの飢餓かケニアのライオンか、何を救済すればいいのか
もしくは全てを救済すべきか、煩悩の多い僕みたいな人間には解りません。
でも、この本には様々な答えがあります。商品の売上の一部がNPOやNGOの活動資金になるの
ですが、そこに「騙された感」は存在しません(笑)
そしてどのブランドのどんな商品が、どんな支援に当たるのかを「途上国支援」「環境保護」
「子ども支援」「健康支援」「医療支援」「そのほか」に分類されています。
GUCCIはこうで、ボルビックはこうで、アップル社の赤iPODには、そんな意味が!(笑)
まさに目からウロコが落ちる思いですね。
そしてこれらのブランドメーカーがそれぞれの活動支援に責任を持って臨んでいるでしょうから
そういう心配は不要と思えます。
いつの時代も助けを必要としている対象があって、少しでも役に立ちたいと思う人達がいる。
その気持ちに嘘や偽りはなく、救済なんて偉そうにと卑下する必要もない。
この書籍は、昨年の春に刊行されたものなので既に情報は古いかもしれませんが、装丁のポップさ
とは裏腹に重い意味を持った気軽な良書です。見かけたらぜひ一度、手にとって見てください。
2010.02.16
鯖のへしこです。塩を振って糠漬けにしたものです。
以前にも書いたことがあるけど、民宿で漬け込んだ市販されてないのを分けていただいてます。
これが、本当に旨いです。お土産もののお店で買うのがバカらしいくらいです。
市販されているものでも美味しいのが無いわけでなく田村長のへしこなんかは、最高の部類です。
僕が保証します。でも、高価(笑)僕が食べてるのは半値以下ですから。
喉が渇きますが、つい食べ過ぎます。お酒が飲めないからいいけど、飲める人は危険ですね(笑)
はい、ホースラディッシュ料理研究の時間がやってまいりました。
今回は、揚げてみました。チップスです。からりと揚がって、見た目も上々。
最近流行りのゴボウチップスと遜色ない仕上がりです。
食べてみます。パリパリ・・・・・食感上々。ん?辛みゼロ?・・・・苦っ!にがっ!
こりゃ、駄目です。失敗ですね。
水分が飛んだせいか、辛み成分が変化したのか分かりませんが苦くなってしまいました。
ホースラディッシュのレシピをネットで検索してみたら、やはりマスタードソース的な用途ですね。
そんな中で、「麺つゆにホースラディッシュ卸しで、しゃぶしゃぶ」ってのがありました。
さっそく豚しゃぶで試してみました。
・・・・・旨い!これは、抜群に旨い!
あっさりして、いくらでも食べれそう。多量に和えても美味しいです。
しかも、本わさびの代用と云うより、ホースラディッシュならではの美味しさです。
最後に、かみさんが「はさみ揚げ」にもチャレンジしてくれました。
あの蓮根とかでやるやつです。見た目はメチャクチャ旨そうでした。
でも、やはり苦かった。どうしても火を通すと苦くなるのですかね?
ホースラディッシュは正統派な使い道が良いようです。ローマは一日にして成らず。ですね(違)
2010.02.15
いただきました、手作りチョコ。
ひと口に手作りチョコと云っても、かつてその道を志していた方が作られたものですから、元プロと
云うべきか、セミプロと云うべきか、家庭のキッチンで作られたといえども、モノが違います。
チョコ素材も厳選されてるようです。そして、それぞれに違った味のガナッシュです。
グランマニエ、コアントロー、チェリーブランデー、ラム等など。
さすがに一気に全種類は食べれませんでしたが、どれもこれもおいしかったですよ。
グランマニエコルドンルージュよりもコアントローの方が主張が強く、いい感じでオレンジ香が。
コーティングの妙なんかも、さすが昔取った杵柄ですか(笑)
本日、食べきれなかった分も素早くいただきます。ごちそうさま。本当にありがとうございました。
2010.02.14
何ですか、これは?ここは、どこ?私は誰?
あんまり見たことのないような幾何学模様ですが、出来れば余り見たくないものです。
自動車のフロントガラスに飛び石が被弾しました。
ダンプトラックがすれ違いざまに、跳ねていった石が当たりました。
純正ガラスで10万円弱、シェードガラス他社製で約6万円(泣)
写真のフロントガラスに映り込んだ青い空と白い雲が空しい・・・。
・・・・・インシュアランス!
クラブハリエのバレンタインバームクーヘンのパッケージコレクションです。
コレクションしています。
なんか、今回のデザインはショボイな(笑)
まぁ、クエストみたいなもんですから。
いただきました。律義にありがとうございます。
ま、中には、かみさんにもらったのもあります。自分が食べたいんじゃないかと(笑)
写真右は、たねやのシュコラトリー商品「アニモタブレット」です。
これは、あの麦工房シベールのチョコレートラスクルです。サイトはこちら。
チョコレートラスクと云えば、ガトーフェスタ・ハラダがモノを云わせていますからね。
これ、まだ食べてないんですが、シベールはシベールらしいラスクだと良いなぁと思います。
全部まとめて、ありがとうございました。
2010.02.13
アップルパイを食べたい。と云ったら、かみさんが焼いてくれました。
(ん、世の中、云うだけは云ってみるもんだな・笑)
で、焼きたてとなれば、そりゃ盛るでしょ、アイスクリームを!黄金律です。
と云う訳で、アップルパイ・ア・ラ・モードと相成りました。めでたし、めでたし。
後から知ったけど、海老蔵も麻央の作るアップルパイがお気に入りらしい。
なんよ、やっぱ同じ人間やし、そうは変わらんな(違)アイス忘れんと載せよ、アイス!(違)
2010.02.12
BRUTUS特別編集「井上雄彦」 (マガジンハウスムック)
2008年に販売された「緊急特集 井上雄彦」の増補改訂版です。
「緊急特集 井上雄彦」を僕は買いませんでした。
当然、こういうのが発売されるとは思わなかったのですが、何か違和感を感じていたので。
今回、その違和感が拭い去られた訳じゃないけど、買ってみました。
これはこれでいいかなと。井上が良いなら、いいかなと。
ただ、買ってみて、読んでみて、驚きました。
何で、ここまでオープンに出来るんだろうと。表に出るべきじゃないネームまで。
たしかにマニア心はくすぐるだろうし、エディターの下衆な計算は満たすだろう。
しかし、これを表に出したら、こんなことやあんなことまで読者に伝わってしまうと云うレベルです。
例えばコマ割りの計算とか。
・・・・・どうやら、井上雄彦は、そういう心配が要らぬ高みまで来てるようです。
年内にバガボンドを終結させ、ペンを置く覚悟が出来ているのかもしれません。
怖ろしいことになってるな。
2010.02.11
先日試したホースラディッシュです。写真では2本ですが、買ったのは3本。
しかも思ったより、大きいです。北海道で、山ワサビ、根ワサビと呼ばれて結構ポピュラーみたいで、
案外安価です。で、こうなってくると、残りをどうやって食べるかです。
いくら本ワサビほどではないと云っても辛いです。大根おろしを食べるのとは訳が違う。
ゆえに、減らない(笑)レシピなどをネットで検索してみたけど、マスタードソースに和えるとか
ソースやドレッシング系の使い方が多く、それはそれでいいけど、そんな使い方をするほど、
うちはオシャレなもん食べてないし、そんな使い方じゃ減らんでしょ。埒が明かない。
北海道の人は、するめいかの刺身と食べる。ってのを見つけたので、早速試してみました(写真右)。
お、合う!旨い!と思った瞬間に、強烈な辛みが!旨いけど、辛みが強く感じられます。
こうなりゃヤケだ。ローストビーフはないけど、安い生ハムならあるぞ(写真左)。
これは合いました。穏やかな辛みが具合いいです。美味しい。やっぱ脂ものか。
と、なると、オニオンスライスは、想像がつくけど、試してみよう(写真右)。
・・・ぐわっ!想像以上でした。なんか玉葱の辛みと成分一緒なんとちゃう?
相乗効果で、すごいことになります。でも、量を間違えなきゃ、これは旨いな!特許申請しよかな。
てな訳で、これだけ使ってもまだ1本も消費出来ません。応援、呼ぼうかな?(笑)
次回は、違うもので試してみます。
2010.02.10
素敵なディズニー・シーお土産をいただきました。なんか楽しそうです。
僕も嫌いじゃないので、近ければもっと行けるのですが、数年ごぶさたしています。
それにしても、昨今のディズニー・シーは、このダッフィーとシェリーメイでバブル状態らしい
ですね。凄いことになってるらしい(笑)
また、そこで儲けようとして一時期は期間限定販売とかするもんだから、当然のようにオークション
業者が暗躍して、結局はレギュラー販売に落ち着いたそうなので、このバブルもそのうち落ち着くで
しょうが、OLCは後手後手ですね。反省せーよ!(←株主の声・笑)
大体、ディズニーに興味のない人は、ダッフィーなんて何者か分からんや代物ですよ。
ミニーがミッキーに贈った手作りテディベアって設定なんですが(苦笑)
ダッフィーはシーの中でも「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」と「マクダックス・デパート
メントストア」でしか販売されてないようなのですが、「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」の
レシートがあるとオークションでも高値がついたらしいです。なんやねん、それ。
あ、この場をお借りしてもう一度お礼を。本当にありがとうございました。
次回はお土産を気にせず楽しんでください。
そして、念願のナイトショー「ブラヴィッシーモ!」が中止にならず見れますように(笑)
2010.02.09
先日、くつき温泉「てんくう」へ行った時に買ってきた、鹿すじのしぐれ煮。生姜を入れて煮た佃煮
ですね。このようなお土産はいくつかあって、椎茸や昆布の佃煮等ひと通り試食してみたのですが、
どれも美味しかったです。そして、どれも同程度の値段。
そうなると椎茸や昆布の佃煮に比べた場合、コスパに優れたのはこれだろう。ってことです(笑)
期待にたがわず、うまかった。鹿肉ってスジが多いようですが、柔らかいみたいです。
それにしても、僕は、こういうのがほんと好きだなぁ。と再自覚。
鹿食って、うまかった。まさに、うましかですね(自嘲)