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2010.07.07

Di estate


日曜日、本町の焼き肉屋へ行った帰りに「La Antica Casa」(時代屋)に寄ってみました。
既にお腹は満たされていたのですが、1128さんでも、いらっしゃらないかと思って(笑)
いやぁ、得しましたね。写真はモンサンミッシェル産のムール貝です。
この類の仕入れは一期一会ですから、既にお店にはないはずです。
たった二日間の逢瀬です(笑)おいしかったです。ごちになりました。

こちらは、トマトソースの冷製カッペリーニ、モッツァレラとイチジク添え。
焼肉を食べた後の口に、さっぱりとメチャクチャ美味しかったです。
最早、焼肉に韓国冷麺ではなく、むしろこっちだろ!ってくらいです。
そういう問題じゃないですが(笑)トマトのソースが抜群においしかったのです。
冷製で、カッペリーニだと普通に思われがちですが、黄金律ってのは存在するのです。
夏は、ホワイトアスパラも、ポルチーニもトリュフもありませんが、こういうパスタの
美味は冬には味わえませんからね。こういうの逃すと損です(笑)
夏には夏の、「La Antica Casa」(時代屋)ですww

知的生産の技術

知的生産の技術 (岩波新書)
知的生産の技術 (岩波新書)梅棹忠夫
この「知的生産の技術」が刊行されたのが69年。
僕がその書を手に取ったのが30年前。
現在、How toを期待して読むような本ではないけれど、情報整理はかくあるべきかの定義は
ここにあり、その後に出版された他の著者の類似本とは明らかに一線を画しています。
それは、何のために情報を整理すべきか、どう展開させるべきかが明確に掘り下げられており、
ただ単に集めればいいとか、挙句の果てに全部捨てようなんていう昨今の情報を物質としか
考えられない寂しい人達の寂しい発想とは、志の高さが比べるべくもないからだと思います。
この書によって、どれだけ多くの人達が導かれ、どれだけ多くの創造プロセスが為されたかを
鑑みるに、梅棹忠夫先生こそが地上の星であり、本当の意味での国民栄誉賞に値すると思います。
氏は、今月3日、90歳の天寿を全うされたようです。
故人の先見性と叡智に深く感謝し、ご逝去を悼み謹んでご冥福をお祈りします。
ありがとうございました。安らかにお眠りください。