2010.06.02
MADAMA OLIVA
土曜日に「La Antica Casa」(時代屋)へ行ってきました。
いきなり出していただいたのが、これ。オリーブ。
一般的にイタ飯のお店でシェフが一番哀しい想いをするのがオリーブです。
多くのお店でオリーブは色々試行錯誤の上に厳選して仕入れられてます。
そして、サラダやお料理の添え物としてサーブされるのですが、日本人の多くの人は、
パセリの如く、食べ残す(笑)どれだけお店が力を入れても、食べてもらえない(笑)
大阪にいる僕の友人は、オリーブをアテにスコッチをロックで飲んだりしますが、
そういう人は、ごく稀です。僕は、そのお店のシェフを悲しませない為に食するように
していますが、そんな優しい心根の客を裏切るように、不味いオリーブを出す店もあるので、
注意が必要です(苦笑)
で、写真のオリーブ、僕が今までに食べたオリーブの中で群を抜いて旨かった。
「何じゃこりゃ?」ってくらい美味しかったです。なぜだろ?
シェフに尋ねると、やはり高価らしいのですが、袋を見せてくれました。
MADAMA OLIVA社のオリーブです。
シチリアの底力でしょうか?もしかして食塩漬けだからでしょうか?
新鮮で食塩漬けだとこれだけ美味しいものなのでしょうか。小豆島産で試してみたいものです。
一方こちらは、見たまんまでアンチョビです。イタリア語でアッチューガ。
さすがに一品ではなく、試食です。そして、これがまた旨かった。信じられないくらいに。
基本的にアンチョビは、オイルサーディンとかと違って生食はしないでしょ。
ま、どちらも一応は火が通ってますが。アンチョビの場合、フィレにおろして、
塩漬けしてあるものを料理に使うんで、いっそペーストでいいんじゃないかと、そういう
製品もあるぐらいですからね。でも、これは生食に耐える。耐えるとかそのレベルではない。
僕は、そもそもこう云うのが好きで、みがきニシンもそのまま食べるし、ヘシコの生も
大好きです。でも、それを差っ引いてもこれは美味しいし、アンチョビの旨味を感じます。
僕はお酒は飲めませんが、辛口の日本酒や、焼酎にも合うのでは?
むしろこれに合う白ワインを探すほうが難しいかも。
これも高価らしいのですが、どうみても瓶の代金に取られてる気がします。
そして、このフラントイオビアンコ社の仕入れはサンヨーエンタープライズらしいです。
今年のイタリアンフェアでは出回りますかね?大きく期待したいと思います。
あ、ちゃんとパスタも食べたりしたのですが、それは明日にでも。