2010.01.15
港町から
現在、敦賀の書店に積み上げられてる書籍です。
街から舎って編集プロダクションが刊行している、『港町から』って冊子の第3号が敦賀の特集って
ことなんですけどね。全編、敦賀の記事で埋め尽くされています。
で、そういう説明だけだといかにも面白くなさそうだし、そういう商いを前提としたタウンマガジン
なんてのは、僕としては興味がないものが多いパターンなんですが・・・。
これは、結構面白いです。えらくアカデミックで、えらい真面目に取り組んでいて、その姿勢は
えらく真摯です。それだけに滑稽に思える部分とかもあって、実に面白いんです。
何気に「時代屋」に触れてる人もいて、「時代屋」を知らない人が読んだら危ないだろうと(笑)
他には例えば「奥の細道」320年記念でなんて誰も知らないけど、松尾芭蕉が逗留した事実に、
敦賀市はやたらとしがみ付いているので、それに関する考察とか。あの京都のイル・ギオットーネの
笹島オーナーにいたっては、昆布締めカルパッチョで伝えたいことがあるらしい(笑)
他にも歴史的な資料にもなる写真とか、僕にとっては単に懐かしいだけの記事とか。
よく読むと敦賀に対する考察が、いかにも他所の人間が一生懸命調べて書いた感が溢れてて、
僕に言わせれば「何も解っちゃいねぇ」ってことになるのだけど、それはそれで面白いんです。
少なくとも敦賀にお住まいの方は、一度は手にとってお読みになることをお薦めします。
僕なんてメチャクチャ書いてるけど、5冊も買ったんだから(笑)