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2008.04.08

スプリング・エフェメラル

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カタクリの花です。玄関先にひっそり咲いています。
春先に花をつけ、葉も夏までには枯れて、あとは地下で過ごす草花を英語ではSpring ephemeral
(スプリング・エフェメラル)と云って、「春の儚いもの」「春の短い命」って感じの
意味だそうです。なんかいい感じですね。
うちは、かみさんもカタクリの花が好きで、寝室の襖の柄もカタクリです(^^)
だから、どこかから持ってきて、こっそり植えたに違いない(笑)
後日追記:「ちゃんと球根買ってきて植えたんだ」と叱られました(笑)
くわばら、くわばら。
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こちらはプランターで栽培してる葉わさび(笑)
そっか、この時期に花が咲くのか。ほんと、小さい小さい花です。一生懸命咲いています。
ある意味これも、「春の儚いもの」かもしれません。

「買いたいコーヒー」の嘘

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コーヒー競争、風雲急 改良マック、販売急増
僕は意識調査とかアンケート調査とかいうものは、信用していません。
それが日経BPの作ったグラフであろうが、なんとかリサーチだろうが、オリコンであろうが。
大体、積極的にそんなもんに答えようとする時点で、サンプリングが偏っているのは明白で、
そういう簡単な事すら無視して事を運ぼうとするのが気に入らない(苦笑)
僕は若かりし頃、そういう欺瞞に満ちたデータに基づいて話を進めていた大学教授の講演会の場で
椅子を蹴って退出した事もあります(ヲイヲイ)。
でもね、少しでも自分の足で現場に触れれば傾向が変わるかどうかは別にして、根本的に無理が
あることに気づくと思うのですよ。

オリコンの子会社「オリコンDD」が昨年11月、20~39歳の男女1280人を
対象にした「買いたいコーヒーランキング」で、マクドナルドが1位に選ばれた。
2位ドトール、3位モスバーガー、4位スターバックス、5位ミスタードーナツと、
専門店は2位と4位だった。
調査は人気上位5社のコーヒー2種を銘柄を明かさずに味見してもらい、
「香り」「苦み」「酸味」など6項目を10段階で審査。4項目でスターバックスが
トップに立ったが、販売価格を教えて改めて聞いたところ、マクドナルドの100円
のコーヒーが他を圧倒した。
かつてマクドナルドのコーヒーの評判は芳しくなかった。
そこで06年、味の素ゼネラルフーヅで業務用コーヒー豆開発を手がけた瓦林哲児さんを
採用して改革に取り組み、「プレミアムローストコーヒー」を開発した。
エチオピアなど4カ国の高級豆をブレンドし、特注のコーヒーマシンを導入、
品質の均一化を図った。

昨日の毎日新聞の夕刊記事だそうです。
マクドナルド以外のショップは、特別なコーヒーでも用意したんでしょうか?
少なくともマクドナルドは、昨年11月にプレミアムローストコーヒーを特別に用意したんです
よね、一般発売されていない時期に。この調査の為に。
僕は、マクドナルドが嫌いな訳じゃなく、「プレミアムローストコーヒー」に期待してたのです。
社運を賭けて、あれだけ豆を吟味して、コーヒーマシンを入れ替えて、マズイ訳がない。とまで
思っています。でも、実際、飲んでみたらおいしくない。
少なくともブラインドでもマクドナルドのコーヒーだけは当てる自信がありますよ。
ただ、本当においしく淹れられたプレミアムローストコーヒーなら、解らない。
品質の均一化を図ったけど、現場での品質は均一化されていないということだと思います。
こういう安易な調査結果を用いて、自分の足と味覚は信じないんだろうな、この記者も。
ま、ヒット商品ってのは、こういう提灯記事を元に生まれていくのでしょうが。