2008.04.03
一個人2008年05月号
一個人 2008年 05月号
例え「ちりとてちん」の視聴率が低かろうと、世の中では落語が注目を集めているらしい。
最近、このての雑誌は代わる代わる落語の特集を組んでるから。きっと楽なんだろうな(苦笑)
で、「噺家最強列伝」とか「上方落語が熱い!」なんて記事を組んでます。
するってぇーと、世の中には避けて通れないモンってのがどうしてもありますもんでェ、
「昭和の名人・古今亭志ん生古典落語の真髄」なんて記事もあったりします。
なんでもかんでも、志ん生さえ載せておけば、あっしが買うと思ったら大きな間違いでぇ!(怒)
・・・・・買うけど。
冗談いっちゃいけませんや。
「芸」なんてもんは一年に一度か二度しかやるもんじゃなくて
「芸」と商売とはおのずから別ッこのもんです。
遊びに来た客には気持よく遊ばせて帰す、それがわれわれの「商売」の腕です。
それをいいまのふりをして「遊び」に来た客と取っ組んで、
「芸」を聴かせようなんて、ほんとのくたびれ儲け。
草々が聞いたら、泡をふいて怒り出しそうな台詞です(笑)
やっぱ、志ん生は凄いな。僕にとってのカリスマは計り知れない大きさの器の持ち主です。
ここ数日、僕が思案六歩していることに対する答えもここにありました。
それについて、書こうか書くまいかすら迷っているのだけど、少なくとも僕は、ケラさんの
論旨は違うと思っています。実に尤もらしく思える論法だけど、始点の価値観も違えば、
それと比較して、こっちがいいと言うロジックもおかしいのではないかと。
ただ、他人様の日記に批判的な論旨を展開するのは憚れるし、だからと云って自分のブログでも
後出しジャンケンで重箱の隅をつつくような批判を書くのもどうかと葛藤しています。
多分これだけ書けば、僕の伝えたい方は明晰な方ばかりなので、伝わって察していただける
のではないかと期待しつつ(笑)