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2008.06.14

さらば、古舘伊知郎

古舘伊知郎って人は、新日本プロレス実況アナだったので、その後も応援してたのですが。
今回の「よく笑っていられますね。偉い政治家の人たちは。」発言、あれは最低でした。
その後の言い訳も良くないです。
「今、国政全般にわたって政治家が笑っている局面など何一つない。多くの国民を痛めつける
政治の無策を、果たして血の通った政策をやっているのか、その1点を申し上げたかっただけ」
ならば、そう放送で云えばいい。省略しないといけないほど、「報道ステーション」って番組は
いいかげんな番組構成になっているのでしょうか?
「よく笑っていられますね。」このひと言で片付けようとする方が、よっぽど事態を悪化させる
のですよ。あれは明らかに、意味のない言葉で視聴者の怒りを煽って、共感を得ることで視聴率を
稼ごうと云う、かなり古いアジテーションの形態です。
よく似たことを、久米宏も多用していたけど、メディアとかジャーナリズムに関わる人間として、
最も卑怯で賤しい表現方法だと思います。
僕に云わせれば筑紫哲也は、弱腰に過ぎるリベラリストだけれども、間違っても彼は、そんな
物言いは、しません。最低限のジャーナリズムの倫理観は持ち合わせているからです。
古舘伊知郎もそこまで墜ちたのなら表舞台を去った方がいい。そんな姑息なアジに引っ掛かるほど
視聴者は馬鹿ではないし、そこまで視聴者を愚弄するキャスターは要らない。
それほど視聴率やスポンサーの後押しが必要なんでしょうか?

RSRとRIJ

えー、世間を騒がしている(もう終息したかな?)「ROCK IN JAPAN」と「RISING SUN」の
問題ですが、立場上(どんな?・笑)、何か言及しないといけないんでしょーが、
僕は夏フェスに参加する人間ではないし、余り無責任なことは書けません。
理屈と言うか事実としては、ロッキンオン側の渋谷陽一に利があるんでしょうが、その抗告の
方法は感心出来ません。世の中、正しければ何をやっても良いということにはならない。
編集者である渋谷陽一と読者である僕の関係は30余年にも及ぶので、渋谷氏の論調が
昔から変わってないなと笑い飛ばせるのだけれど、取り巻く環境は変化しています。
既に自分のメディアのアイデンティティを守る為に、今野雄二や中村とうようなんかと
やりあうような、そんな小さな問題じゃない(苦笑)
RSRにも命を張って頑張ってるスタッフもいれば、この1年それを糧にして働いてる
ファンだっている訳です。
確かにロック・フェスは曲がり角に来ていると思うし、乗り越えなきゃいけない山もある。
だけど、主催者側の責任ってのは絶対にある。それを当事者で解決出来ずに、他人のせいにして
チケット購入者に杞憂をもたらすのは愚の骨頂ですよ。それは、いけない。
でも、渋谷陽一ってのは、そういう人なのでそういうミスもやります。
けど、RSRを妨害したりするような人じゃない。お互い、仲良く成功させましょうなんて、
カリフォルニア・ドリーミングな世界をマジで考えてるような人です(意味不明)。
だから、このブログを見てくれているRSRのために情熱を注いでる方(僕が知ってるだけでも
2名は確実にいます。)、気分を害したでしょうが、渋谷陽一を許してあげてね(笑)