2006.04.15
最後の晩餐
(写真左:怪しげなアンティークな置物、写真右:コジモ・ロッセッリの「最後の晩餐」)
お察しの通り、この置物は時代屋のチーフがバチカンで購入してきたものです(笑)
サンピエトロ寺院の隣りのお店で買ったらしいです。骨董品らしく、値段交渉を試みたものの、
勉強してくれなかったとのことです。もしかしたら、本当に値打ちものなのかも。
サンピエトロ寺院と云えば、システィーナ礼拝堂にはコジモ・ロッセッリの「最後の晩餐」が
あります。「最後の晩餐」と云えば、レオナルド・ダ・ヴィンチばかりが有名で、『ダ・ヴィンチ・
コード』の中にも出て来るようですが(読んでない)、他にも「最後の晩餐」はたくさんあるのです。
僕はダ・ヴィンチは素晴らしいと思ってるし揶揄する気は毛頭ないけど、こと「最後の晩餐」に
関しては、「やっつけ仕事」の気がしてならないのですが(笑)
ダ・ヴィンチも500年後に、僕なんかに言われたくはないだろうけど(爆)
いや、ですから、ロッセッリの「最後の晩餐」があるシスティーナ礼拝堂の近所で買った骨董って
のが、ロケーション的に価値ありかな。とも思います。
僕は詳しくないので誰が誰だか解らないけど、12使徒全員揃ってるし。
当然、真ん中で両手を広げてワインとパンを前に、語ろうとしてるのがイエス様ですね。
手前で、屈みながらテーブルクロスの中にお金を隠そうとしてるのがユダです(笑)
この置物、古くなって色が明確じゃないですが、ユダの服はもっと黄色だったと思います。
何やら黄色は「裏切り」を意味するらしく、ユダは黒髪、黒髭、黄色の服が定番のようなので(笑)