2010.02.12

BRUTUS特別編集「井上雄彦」 (マガジンハウスムック)
2008年に販売された「緊急特集 井上雄彦」の増補改訂版です。
「緊急特集 井上雄彦」を僕は買いませんでした。
当然、こういうのが発売されるとは思わなかったのですが、何か違和感を感じていたので。
今回、その違和感が拭い去られた訳じゃないけど、買ってみました。
これはこれでいいかなと。井上が良いなら、いいかなと。
ただ、買ってみて、読んでみて、驚きました。
何で、ここまでオープンに出来るんだろうと。表に出るべきじゃないネームまで。
たしかにマニア心はくすぐるだろうし、エディターの下衆な計算は満たすだろう。
しかし、これを表に出したら、こんなことやあんなことまで読者に伝わってしまうと云うレベルです。
例えばコマ割りの計算とか。
・・・・・どうやら、井上雄彦は、そういう心配が要らぬ高みまで来てるようです。
年内にバガボンドを終結させ、ペンを置く覚悟が出来ているのかもしれません。
怖ろしいことになってるな。
2010.01.20

バガボンド 32
バガボンドの32巻です。
ネタばれなので畳みます。
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2010.01.16
![演劇ぶっく 2010年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KyaZeogTL._SL160_.jpg)
演劇ぶっく 2010年 02月号
久々に買ったら、以前以上に内容が理解できん。てか、最近のこのジャンルについていけてない(笑)
確かに、ここ2年ほど離れていますからね。
今年も状況が変化する訳でもないし、積極的に取り組めそうにもないけど、最低限のことは、押さえて
おこうと思います。とりあえず、「演ぶ」くらいは年間購読した方がいいかも。
あと、最低限として「残念なお知らせ」は、大阪で観ようと思います。
2010.01.15

現在、敦賀の書店に積み上げられてる書籍です。
街から舎って編集プロダクションが刊行している、『港町から』って冊子の第3号が敦賀の特集って
ことなんですけどね。全編、敦賀の記事で埋め尽くされています。
で、そういう説明だけだといかにも面白くなさそうだし、そういう商いを前提としたタウンマガジン
なんてのは、僕としては興味がないものが多いパターンなんですが・・・。
これは、結構面白いです。えらくアカデミックで、えらい真面目に取り組んでいて、その姿勢は
えらく真摯です。それだけに滑稽に思える部分とかもあって、実に面白いんです。
何気に「時代屋」に触れてる人もいて、「時代屋」を知らない人が読んだら危ないだろうと(笑)

他には例えば「奥の細道」320年記念でなんて誰も知らないけど、松尾芭蕉が逗留した事実に、
敦賀市はやたらとしがみ付いているので、それに関する考察とか。あの京都のイル・ギオットーネの
笹島オーナーにいたっては、昆布締めカルパッチョで伝えたいことがあるらしい(笑)
他にも歴史的な資料にもなる写真とか、僕にとっては単に懐かしいだけの記事とか。
よく読むと敦賀に対する考察が、いかにも他所の人間が一生懸命調べて書いた感が溢れてて、
僕に言わせれば「何も解っちゃいねぇ」ってことになるのだけど、それはそれで面白いんです。
少なくとも敦賀にお住まいの方は、一度は手にとってお読みになることをお薦めします。
僕なんてメチャクチャ書いてるけど、5冊も買ったんだから(笑)
2009.12.26

「運命の子―グイン・サーガ#129」
栗本薫は、オタクがオタクと呼ばれてなかった頃の時代の寵児だったのかもしれない。
彼女の持ち合わせていた感性は、そのジャンルのオタク(もしくはフリーク)が欲していた
ニーズと見事にマッチしていました。
いや、彼女の興味あるジャンルにおいて、彼女が提供した作品群は、当時ニーズが高かったと
言うべきでしょうか。
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清志郎の訃報から立ち直れない頃に、今度は栗本薫の訃報が届きました。
これはこれで僕をまた更なる混乱に導きましたね(苦笑)
闘病中であることは知っていたし、弔意として素直にご冥福を祈る気持ちに
嘘、偽りはなく、生前の功績に対して感謝の気持ちもありました。
けど、混乱。
作家・栗本薫は僕の中では何年も前に死んでいたというか終わっていたし、
また違った意味で栗本薫が亡くなったと聞いても、亡くなったのは栗本薫じゃないだろうって
気持ちが渦巻いていました。栗本薫と云うよりは中島梓?今岡純代と云うほどに僕は彼女の
友人ではないし、本名は知っていても知らないふりしていたい。
と、なると今回亡くなったのは栗本薫の中の人ってことになるかなぁ。
彼女は中島梓の「文学の輪郭」で群像新人文学評論賞とかを受賞しています。
栗本薫として「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞を受賞しています。
「ぼくらの時代」の主人公は栗本薫と云う少年です。
ここからすべては始まりました。

「ぼくらの時代 」(講談社文庫)
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2008.08.29
![BRUTUS (ブルータス) 2008年 9/1号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51s8URwFOSL._SL160_.jpg)
BRUTUS (ブルータス) 2008年 9/1号
現在発売中のブルータス誌の特集は「Jポップ」。ニホン語の歌。
てな訳で、表紙のお姉ちゃん達を始めとして、結構おもしろいことになってます。
「DJ OZMA×田中知之」なんて頁もあります(笑)
FPMって、案外若いんじゃないかと思っていたのですが、歌詞を選んでる曲からすると、
同年代だなと感じたのですが、調べてみたら僕と4つしか違わないみたいで(笑)
曲が新しいとか古いとか、メジャーだとかアングラだとか関係ないんです。そういうもんです。
個人的には横山剣さんが取り上げてる曲は、ちょっとベタ過ぎ(苦笑)
こうやって露出が増えてくると期待されるキャラとかもあるでしょうから、大変ですね。
2008.08.22

グイン・サーガ#122「豹頭王の苦悩」
ネタバレを考慮して、畳ませていただきます。
また、個人的及び主観的な感想なので、気分を害される方もおられるかと思います。
続きを読まれる場合は、ご了承の上、自己責任でお願いします。
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2008.08.21

ゲームの名は誘拐(著)東野圭吾
読了しました。
本書の内容に抵触(ネタばれ)しますので、折り畳んでおきます。
個人的及び主観的な感想なので、気分を害される方もおられるかと思います。
ご了承の上、自己責任でお願いします。
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2008.08.20

PLANTED(プランテッド)#8
回収!育種プロジェクトも始まっています。まだまだ始まったばっかりで、実験段階ですが。
今号のテーマは「こんなにあった都会の緑!」。確かに僕みたいな田舎者が東京とか大阪に行くと
思いますよ。緑が多いな、って。いや、そりゃ田舎にも緑はあります。でも、それは山があるから
緑があるわけで、田んぼだってあるけど、都会のように緑のためにスペースを割いた場所は
余り多くはないです、きっと。
でも、この企画、いきなりMEGUMIって(笑)そんなことしてる場合じゃないだろ。
とりあえず、こんな仕事も山田まりあに代わってもらえって!(笑)出てこんでええから。
相変わらずカルトな内容もあって、ジョン・レノンが「バミューダ植物園」で観たと言う
「ダブルファンタジー」って花は何だったか?なんて命題にも取り組んでいます。
驚いたことに現在はないらしいよ。それを調べるのにイギリスへ行ったり、イタリアとか
から球根を取り寄せて栽培しようとしています。興味のある方は是非ご一読を。
あとPLANTS+PEOPLEは、「細野晴臣、植物を語る。」ですからね(笑)
本当に飽きさせない雑誌です。僕もちょっとアプローチが違う気もしますが(笑)
2008.08.05

ゲームの名は誘拐(著)東野圭吾
誕生日プレゼントとして、Jさんからいただきました。僕の東野圭吾関連の師匠です(笑)
これ、既に映像化されてますよね。
読んでみたかったので嬉しいです。そして、楽しみです。
頑張って読みます。先ずは取り急ぎお礼を。ありがとうございました。
読了後に改めて感想をアップしたいと思います。
2008.08.03

明和電機 魚コードのできるまで 土佐 信道
お誕生日のプレゼント(だと思う)に、更紗さんにいただきました。
ありがとうございます。
昔から、かなり以前から、アーティストとしてより音楽集団として意識はしていた明和電機。
けど、今の今まで僕と交わる事がありませんでした。人生初。それがまさかCDやDVD等の
楽曲関係でなく書籍になるとは!(笑)
で、初めての感想ですが、・・・・・面白い。ありきたりな感想だけど発想が面白い。
でも、それだけではなくて、ひと言で云えばアホですな。(←誉めてます)
こうやって、とりとめもない発想が次々と炸裂して、それを具現化していく辺りが。
僕にも、そういう発想工程が似通っている友人がひとりいますが。ほんとシャッポを脱ぎます。
こういう人のエネルギーが(世間一般的に言われる)まともな方向を向いていたとしたら、
多分、明日のECOどころか地球温暖化対策すら、今年中に終わる気がするのですがね(笑)
でも、そういう実用的な方向に向かないから、世の中が面白い訳で。
魚コードは、「なこーど」と呼び、魚器(なき)シリーズのうちのひとつです。
魚器シリーズの担う意義は本書を読むなり何なりで理解していただくとして、僕が感動するのは
電気系統ですね。僕は、文系なので電気には詳しくないけど、「それ、感電するやん?」って
ことを小学生並みの回路でやったりしてます。ギャハハ!かなり笑えます。
こうやって考えると明和電機って、男性の支持が多くても良いと思いますね。
実際、どうなのでしょうか?
とにかく、大変面白い発想&工作の本でした。
更紗さん、本当にありがとうございました。
2008.07.17
![演劇ぶっく 2008年 08月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Kjo44lGiL._SL160_.jpg)
演劇ぶっく 2008年 08月号
表紙が池田鉄洋さんです。可愛い過ぎるくらいの(笑)
特集記事の頁の始まりが池田さんで、次が山内圭哉さんってのが僕を喜ばせてくれるし、
どちらも興味深い内容になっています。
他にも興味深い記事が満載で、時折「おっ!」とは思うのですが・・・。
僕は「演劇ぶっく」を購入して読むたびに自覚する事があります。
それは、僕は演劇ファンサイドの人間じゃないなということ。面白がってるただの傍観者ですね。
別に責任を回避したいわけでも(そんなもん最初からないし)ないし、変なボーダーを引く必要も
ないんだけど、いつも生理的にそう感じてしまいます。
でも、堺雅人×鮎川誠なんてのを見つけると、「観たいな」とか思っちゃうんですよね。
何とも不思議な世界です(笑)