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2007.07.22

柿右衛門

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僕は時々Yahooオークションなんかも覗いたりして利用しているのですが、先日出品されていた
ジノりの皿に入札しようとして、ポチっと押す指が止まりました。「あれ?」って感じで。
その時の最高入札額の方のidに不審(笑)を感じたのです。
これ、どう考えても「La Antica Casa」のシェフだな。っと(笑)
早速、電話して確認してみたのですが、そのものずばりで(笑)
あぶねー。シェフと競るところでした。落札価格を無駄に上げてどうする?って感じです。
そういう訳で、昨日店に行ったら、いっぱい増えてました。あげくにこんな小品まで。
小品でもれっきとした柿右衛門ですから、しっかりとした値段します。
さすがに良いものを落札してますね。写真中は十三代柿右衛門。写真右は十四代柿右衛門。
もちろん、柿右衛門窯の作品で本人作ではないですよ。本人作なら数十から数百万までするでしょう
から、ネットオークションに出てたら贋物だと思った方が無難です(笑)
でも、本当に色の出方が素敵です。いいもん集めてますねー。

2007.06.07

「La Antica Casa」にて(4)

a070060701.jpgテルモ・ロドリゲスの「デヘサ・ガーゴ」
先日の日曜日、友人3人と「La Antica Casa」に集いました。
その時に抜いてもらったワインです。
僕は自動車を運転して行ったので、ほんのテイスティング程度に
舐めただけなのですが、ちょっとこれは美味しかったので。
お酒が飲めない僕ですから、ワインの味も決してよく解る訳では
ないのですが、これは何だか最近味わった他のワインと違う感じ(笑)
結構なフルボディだと思うのですが、酸味が少なく、ベリーか何だか
果実の香りがありつつ、微妙に甘い感じが・・・。
勿論、どれも変ではなく、うまく云えないけど、バランスがいいって
感じです。おいしかったです。
ビンテージは、シェフが確認していたのですが、確か2000年だったと思います。
ちなみにテンプラニーリョ100%です。産地はスペインのトロ地区。マドリッドの北西部。
だからと言ってレアルマドリーのMFガーゴ(Fernando Gago)とは関係ないです(^^)
奴はアルゼンチン出身です。(←ムダな知識)
そういえば、もう1本、ピエモンテの赤ワインも抜いたのですが、名前を失念しました。
これは、割とオーソッドクスにフルボディで、少し酸味とタンニンを感じたけど、美味しかったのに。
ごめんなさい、シェフ(^^;
あと、店を出た後、誰も店の名前を覚えていませんでした(爆)
で、僕が「Casaは、解るやろ。Anticaは、アンティークやと思う」とかいいかげんに説明したら、
ある程度、納得されたんですが、「なーーんよ、ってことは、和光堂か。」って結論に(笑)
・・・及ばねぇ。ごめんなさい、シェフ(^^;

2007.06.02

「La Antica Casa」にて(3)

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さて、今回はリチャードジノリの有名なお皿です。
リチャードジノリ オリエントエクスプレス
そう、動くホテルと云われるブル-トレイン「オリエント急行」で使用されている食器です。
シンプルで機能的なデザインなので使いやすそうなのですが、それなりに品格もあるし、家庭で
使うには、少々ミーハーっぽくもあり、逆に使いづらいです(笑)
だから、お店で使って欲しいのですが、僕は未だこれを使うお店を知りません。初めてです(笑)
オリエントエクスプレスの車体と同じ紺碧の色の柄が白磁に映えています。
王冠マークの下にあるのは、「VSOE」の文字をアレンジしたデザインです。
「ヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」って「オリエント急行」の正式名称です。
イタリアの良き伝統に育まれた高い美意識とモダンな心意気を感じてください(笑)
皿の上の料理は「ジェノベーゼソースのニョッキ」
バジルと松の実の風味が利いたソースも、ニョッキも、勿論美味しいのですが、この皿に
萌えるような緑が合いますねぇ(笑)お見事です、シェフ。
トマトの赤も。そりゃ加えたくなりますよね。イタリアの基本の3色です(^^)
「La Antica Casa」にて。

2007.06.01

「La Antica Casa」にて(2)

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今日の皿はリチャードジノリ。任せろ、任せろ、ジノリならロイヤルコペンハーゲンよりは、
解るぞ!・・・っと思ったのですが。知ってるには知ってますが厳しいです、これは(笑)
リチャード・ジノリ アンティコ・エデン
このシリーズは、現在、RICHARD GINORI JAPANの公式サイトで紹介されていないラインです。
まぁ、そういうのは数種類存在しますので、驚くほどでもないのですが。
リチャードジノリと云えばイタリアン・フルーツ柄がポピュラーで、僕も勿論嫌いじゃないの
ですが、余りにも出回りすぎた感もありますし、柄の配置が少々うるさく感じられる面も
否めません。その反作用で、このエデンは絵柄や色彩も上品に映ります(笑)
緑色のラインで縁取りしたデザインが伝統のアンティコシェイプに効いています。
皿の上の料理は「トマトと4種類の豆の冷製サラダ」
添えてあるのはイタリアン・パセリの花です。
こういう上品な色合いの料理に映えますね。これからの季節、冷製カッペリーニとかにも
合うような気がします。
「La Antica Casa」にて。

2007.05.31

「La Antica Casa」にて(1)

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先日、「La Antica Casa」に行ったら(←違和感あり、あり・笑)、皿が増えていました。
種類にして4、5種類ほど。枚数じゃなくて、種類ね。
ほんと、何でも、買う時は一気にいくからな。あのシェフは(笑)
で、写真を撮るのを口実に、皿に合う料理などを作らせてしまったので、載せます。
きっとチェックしてるから。3種類ほどご紹介します(笑)
まずは、ロイヤルコペンハーゲン プリンセス・ブルー
今、ネットで検索したら、このシリーズ売り切れ続出ですね。モノが少ないのかな?
ロイヤルコペンハーゲンと云うとイヤープレートを思い浮かべる方も多いと思いますが、やはり
お皿も白磁にブルーが映えます。ただ、伝統のブルーフルーテッドは、レース柄が魅力であると
同時に、視覚的にアピール度が高く、何を載せていいのか、敷居が高く感じられます。
個人的な意見としては、フルーツとかが無難だと思いますが(^^)
でも、このプリンセス・ブルーは、そのレースがない分、普段使いでも十分いけるかと。
それでいて、この優雅な縁取り。プリンセスのティアラがモチーフですかね。
僕はロイヤルコペンハーゲンにこんなシリーズがあるなんて知りませんでした。比較的新しい
デザインと云われてますが1978年に誕生したようですから、もっと出回っていても不思議は
ないと思うのですが。白地を生かした飽きのこないデザインは秀逸かと思います。
あ、忘れてた。皿の上の料理は「七面鳥のカルパッチョ」
胸肉なんですが、そりゃ鶏肉とは違いますね。味もあるし、パサパサしてないし。おいしい。
「La Antica Casa」(←しつこい)シェフ特製です(笑)

2007.05.30

TRATTORIA La Antica Casa

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先日、「時代屋」へ行ってきました。ちょっと久しぶりでした(笑)
今月末には、リストランテAさんとことコラボでシチリア料理会をやるらしいのです。
僕は都合がつきそうにもなく、残念です。
写真は「かずくん特製田舎風パテ」。おいしかった。
豚バラと鶏レバーに網脂を施してあって、食感と風味が絶妙です。僕の嫌いなピクルスも、
こうして食べると巧くマッチしますね。っつうか、このピクルスが旨いだけか(笑)
ほんと、このパテの豚の残粒感が好きです。これより細かいと残念な事になると思います。
かずくん曰く「ピノリだと、これにフォアグラが入る」そうです(爆)
いや、僕はこっちがいい(^^)フォアグラはフォアグラだけで食いたいから(笑)
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そう云えば、寝ぼけたようなことを聞いて来ました(^^;
23年も続いてる「時代屋」の呼称を変えたそうです(笑)
「TRATTORIA La Antica Casa」これからは、こう呼んでくれと。
じゃ、「時代屋」って名はどうするのかと尋ねると、屋号として残す!と。
・・・・・知らんがな(笑)
でも、この呼称がちゃんと広まるかどうかは、僕とか常連客の啓蒙にかかってるそうです(笑)
そりゃ、責任重大(^^;
てな訳で、仕方ないので「TRATTORIA La Antica Casa」を広めたいと思います。
面倒な方は「アンティカ・カーサ」でいいです。トラットリアを付けた場合などは、「ラ」も
付けると雰囲気が出ていいです。あと ~Cucina Italiana~とか~Buon Ricordo~とかも加えても
良いですが、後者は意味を尋ねられると説明するのが面倒なので避けたほうが無難です(笑)
では、明日からしばらく「La Antica Casa」の啓蒙活動を始めたいと思います(汗)

2007.04.14

gramophone

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そういえば、こんなのも時代屋に増えてました(^^)
こんな英国骨董にまで手を出してどうするんですか、シェフ?(笑)
もう、本当に笑えますよ。SP盤かと思ったら、そんな甘っちょろいものではありませんでした。
回転数を調整するレバーに「FAST←→SLOW」とか書いてあるし(笑)
ゼンマイ駆動みたいだし。確認するの忘れたけど、これって電源が要らなかったような。
要するにトーンアームを乗せてレコードを針でなぞって、振動をホーンから出してる?
まぁ、オルゴールに似た構造ですね。すごいわ。
ちょっと調べてみたのですが、これはイギリスDulcetto社の「Portable Gramophone」ですね。
かなり古い。1920年くらいのものじゃないでしょうか?解らないですけど。
現在はレプリカが多く販売されてますが、これは本物で、ちょっと笑えます(^^;

2007.04.11

DE SIMONE

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先日、時代屋に行ったら増えていたものです。
もう、本当に、ブログネタにしてくれと云わんばかりに増えていました(笑)
デ・シモーネの陶器です。しかもメチャクチャたくさん増えていました(←しつこい)。
シチリア生まれの芸術家ジョバンニ・デ・シモーネによってデザインされた 心のあたたまる
手描きの陶器です。デ・シモーネ氏の陶芸における新しく鮮やかな色彩感覚に驚かされます。
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他に皿もいっぱいあったし、水差しやらタイルやら、多すぎて・・・(^^;
でも、いいですね。本当に、心あたたまる感じです。
DE SIMONEに興味を持たれた方は、こちらからでも、お買い求めになれます。
タイルがやっぱりいい感じなんですけどね。売り切れが多くて・・・。

2007.04.10

時代屋でエスカルゴ

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週末、映画を観に行った帰りに時代屋へ。
お腹がすいてたので、お任せにして出していただいたのですが、この写真のホワイトアスパラ、
僕にとって今年の初物でした。そういえば、昨年は2月頃に食べてますね。そっか今が旬か。
相変わらずグリルされたホワイトアスパラは甘く、本当に美味しいです。最高です。
ベーコンとキノコのピッツァもおいしかったです。これは、昔から食べ慣れてはいますが、やはり
作る人も変われば、よりおいしくなるような工夫も重ねられていきます。昔はエリンギなんて、
なかったもの。何にでも合うなエリンギ(^^)
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長年、時代屋に通ってますが、このお店でエスカルゴを食べたのもラムチョップを食べたのも
初めてです。あ、ラムチョップはポルコで食べた事あるかな?それくらい珍しいです(笑)
いや、普段もっと珍しい食材ばかり狙っているからかもしれませんが(笑)
うん、どっちもお薦めです。

2007.03.07

時代屋23周年

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(写真左:前菜の盛合わせ)
(写真中:トマトソースのプッタネスカ・ペンネリガーテ)
(写真右:レンコ鯛のホイル包み焼き仕立て)
月曜日は時代屋の23周年を祝うパーティが行なわれました。図らずもご招待に預かりましたので、
楽しませていただきました。ありがとうございました。
この日、料理の腕を振るったのは若い料理人二名。
シェフは、料理やワインをサーブしてくれたり裏方に回り、厨房には最後まで入らず(笑)
集まったお客さんは、若手料理人が出してくれるメニューに期待を膨らませながら待ちます。
まず、突き出しは豚肉のリエット。バゲットを切って、豚肉のペーストを塗ってあります。
これって豚肉を炒めたり茹でたりエキュメしたり、シーチキンのフレークのようなものを作るの
ですが、こんなもん作ってたら一晩徹夜で仕込みしたというのも頷けます。
前菜は、ハタハタの燻製、カマンベールのフリッターなどの盛り合わせ。ハタハタのスモーク、
よかったですね。マリネとかも手抜きなし。リストランテが毎晩の営業の為に仕込んで前菜を
出すのは解りますが、ワンナイト・スタンドで、この前菜は手間がかかるかと思います。
パスタはペンネ。シェフ曰く「作り手の技術力がよく解る」らしいですが(笑)、トマトソース
も黒オリーブとケーパが効いたしっかりした出来で、ペンネの火通しの加減も問題なく。
12名分を一気に和えてのことですから、さすが鍛えられていますね。妙に感心しました。
お魚は市場仕入れのレンコ鯛とあさりやホタテ、どれもおいしくいただけました。
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(写真左:フランス産雛鳥にスカンピ詰め)
(写真中:パスティエラにカシスシャーベット添え)
(写真右:ユキちゃんのロールケーキ)
一気に緊張が走ったのは、肉料理。ひな鳥にスカンピ(手長エビ)詰め!矢印の部分がスカンピ。
なぜ、肉にエビを詰めるのか!(笑)アリなのかナシなのか?(笑)食した結果、効果は解りませ
んがどちらも旨いので、足し算の論理で押し切り勝ちってとこでしょうか(笑)
いや、ほんとスカンピはスカンピで味を損なわず、おいしかったです。またこれが、いいスカンピ
を使ってるもんで。厨房にごっそり出たであろうスカンピの残骸を持ち帰りたいと思いました(笑)
雛鳥もおいしかった。これもいいもの使ってるんでしょうね。
ドルチェはパスティエラ。タルトですがカズくん入魂の逸品でこれが信じられないくらいおいしかった。ほんと、出張料理してください(笑)
ロールケーキはお客さんのユキちゃんが持参してくれたもの。わざわざ地元産烏骨鶏(うこっけい)
の卵を用いて作ってあるらしいのですが、すげーうまい。さすが!さすが!
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最後にワインを。白を3本、赤を5本くらい抜き、本当に白もあり得ないくらい、しっかりしたの
を抜いたのですが。でも、今回は、この2本に尽きるでしょう。
写真左はエミディオ・ペペ。モンテプルチアーノ・ダブルッツォの王者と称される造り手による
このワインに妥協なし(笑)
完璧なバランスのために気の遠くなるような手間がかけられてるそうです。
写真右はトスカーナのSYRAHシラー2003。シラー種100%でしょうか?こんなの初めて飲んだ。
どちらのワインも僕みたいなワイン音痴がひと口飲んだだけでも、すごいってことだけが解ります。
あれは、目隠しされてても、ただのワインじゃないと解ります。
しかも全然開きません(笑)エミディオ・ペペなんて3時間前に開栓したとのことでしたが。
その後、1時間ほど揺する間に、豊潤な芳香も味もどんどん開いてきました。
思わず「うわぁっ!」ってなるのですが、「これが限界かな?」って時にシェフに飲ませたら、
「まだまだ」と云われました(笑)どんなワインだ。まぁ、どちらのワインも数年から10年後
くらいに開けて飲むワインなのでしょうが、抜いてくれたシェフに感謝するしかないです。
ある意味、無謀かも。そんなこんなで、楽しいパーティでした。
最後に23周年おめでとうございます。まぁ、本当に時代屋みたいな店が敦賀みたいな土地で
23年も続いてるってのが奇跡みたいなものです。
これからも、本場イタリアに負けないトラットリアとして繁盛してください。
僕は原価割れの料理だけを食べ続けたいと思います(笑)

2007.03.04

トリナクリア

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時代屋のシェフにいただいたシチリア土産です(^^)
本来ならお礼を兼ねて早めに味をレポートしたかったのですが、食する機会がなかったので。
瓶詰めのペーストですね。ピスタチオとカラスミと本マグロとかが入ったペースト。
ブルスケッタ等に使うのだと思いますが、普通にトーストしたパンでもいける筈と思いまして。
えっと、その前に気になるのは、ビンについてるモコモコしたいい加減なレリーフですね。
一応、wikipediaとかでも調べてみたのですが、シチリアの州旗(写真右参照)にもあるシンボルの
ようです。トリナクリア(Trinacria)って云うんだって。
シェフによるとシチリアのいたるところにあって、シチリア地元民はやたらとトリナクリアの説明を
熱心にしたがるそうです(笑)写真の真ん中がシェフの回収してきたトリナクリアの壁掛けです。
なんか真ん中の顔が気持ち悪いのですが、それもそのはずメデューサらしい。道理で髪の毛が蛇。
3本の足はパレルモ、メッシーナ、シラクサの3つの岬を表してるらしいです。
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では、肝心の味なのですが、これが結構いけます。表現が難しいのですが、いかにもな感じの
イタリアの味ってところでしょうか。まぁ、簡単なイタリアンな味ではないです。
見た目に感じるより薄い味です。ボッタルガやマグロの風味がしっかりあるので、アンチョビの
ペーストととかと同様に用いる事が出来そうに思いますが、塩味とかは濃くないので。
脂っぽくもないです。僕は写真右の様に更にオリーブオイルを足したくらいですから。
問題は日持ちですね。こういうのは、どれくらい持つもんなんだろ?
とりあえず、シェフ、改めてありがとございました。

2007.03.01

プーピ・シチリアーニ

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先日、時代屋へ行った時に以前来た時より増えてて気になったもの(笑)
まずは、瓶詰めの白トリュフ。こんな感じで白トリュフがごろごろ入ってます。
これだけの白トリュフをフレッシュで購入すると、例え現地調達でも5~6万円くらいするんじゃ
ないでしょうか。この瓶詰めでも1万円前後したそうです。
まぁもったいないと考えるかどうかですが、まず個人ではもったいないでしょうね(笑)
でも、お店なら。これを刻んでオリーブオイルに浸しておけば、豊潤なトリュフの風味が何度も
楽しめることかと思います。てか、この瓶を開栓した時には、すっごい香りがするんだろうな。
出来れば、立ち会ってみたいくらいです。そして半カケラくらい、くすねたい(爆)
いや、個人では半カケラでも十分です、きっと。ニセモノじゃない限り(笑)
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こちらは、シチリアの人形劇プーピ(PUPI)で使われる人形のレプリカですね。
よくぞ、こんな面倒くさいもんを買って帰ってきたものです(笑)
本物の大きさは80センチくらいで8キロぐらいするらしいです。
ナポリやシチリアでは19世紀の頃、大衆娯楽だったらしいのですが、現代では伝統芸能となって
いるようです。このいいかげんな感じの騎士達やお姫様も、シチリアではその名を知らない人は
いないほど有名な中世の方々らしいですよ(笑)
僕の見てきたかのような講釈じゃうまく伝わらないと思うので、パレルモ博物館のサイト
見ていただくと、雰囲気が伝わるかと思います。
イタリア語なんで、何が書いてあるか、さっぱり解りませんけどね(笑)

2007.02.27

ハンガリーとモロッコの悪漢

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(写真左:トリッパのフェットチーネ)
(写真右:ハタのサルティンボッカ)
来週、パーティがあるらしく、その様子を窺うために週末に時代屋に行ってきました(^^)
そうなると、やはりここで紹介出来るようなモノを食べさせていただかなくては(笑)
フェットチーネには、ほうれん草が練りこんであります。トリッパってのは牛の2番目の胃ですね。
ミノの次のハチノス。いわゆる臓物です。日本にもモツ煮込みとかあるし、韓国料理も肉に対する
情熱は感じるのですが、肉に対する気持ちは欧米には敵わないなぁって気が僕はします。
食肉に対する敬意というか何と云うか。だってホルモン好きな方って、多いと思うけど、無意識の
うちに一段下げてしまいがちですよね。「いいや、僕は赤い肉より白い臓物が好きなんだ!」って
云う人もいますが、その発言自体が見下している場合が多いです(笑)
でも、フレンチなんかでも一流の食材として普通に使われているし、イタリアンなんかでも。
ソーセージとかの文化もそうですよね。連中は血だってムダにしないから(笑)
それが彼らにとって命を戴く。ってことなんだろうと思います。
あ、話がそれましたが、このトリッパは全然固くなくって、パスタの邪魔にならず、本当においし
かったです。下茹での苦労が窺えます(笑)
次はサルティンボッカ。ローマだと牛ロースとかソーセージなんでしょうが、そこはセンスに
よるアレンジで白身魚を使ってるようです。これだと巻いてある生ハムがフランベされた時の
旨味が解りやすく、その感じが絶妙です。お魚はハタでしたが、いまやハタも高級魚だし、相場に
よらってはメチャクチャ高い時もありますからね。こんなもん出してて合うんだろうか?(笑)
どちも、食材さえ揃ってれば期間限定料理って訳ではないでしょうが、時代屋に行くのは今が
チャンスです。シェフは1週間ほどイタリア行ってたのですが、ナポリ帰りの武勇伝を聞くことが
出来ます。実に胡散臭い話ですが、「後ろから暴漢が・・・」とか「5針ほど縫った」とか、
全て本当の話です。で、ナポリ警察で調書を取られた話までは本当ですから興味深く聞けば良いか
と思いますが、その後は眉にツバをつけておいた方が良いです。特に「裸締め」とか「腕ひしぎ」
って単語が現れたら、間違いなく脚色です(笑)そのうち話すのも飽きると思いますが、何度も
話しているうちに脚色部分が増えていく可能性もあります(笑)
額の傷跡が生々しい今が話を聞くチャンスです(爆)

2007.02.01

Vino della Pace

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このギターケースのような木箱、中味はワイン12本です。
はい、こんなものを回収するのは私が知る限り約1名しかいませんね。
残念ながら、期待に背くことなく、時代屋のシェフです(笑)
Vino della Pace 1999-2002 Special Wooden Box

イタリア北東部フリウリ・ヴェネツィア ジューリア州にあるコルモンス社が造る限定白ワイン「ヴィノ・デッラ・パーチェ(平和のワイン)」は、毎年、世界中の元首へ向けて平和のメッセージを込めて贈られます。
このワインは全世界から集められた450種類のぶどうから造られます。
そのラベルは毎年3名の著名アーティストによって描かれ、1998年にオノ・ヨーコ、1999年に長沢英俊がそれぞれデザインを手掛けました。

凄いな、450種類って。ちなみに白ワインです。
白いのなんてピノ・ノワール、シャルドネくらいしか思いつかないよ(笑)
シェフによるとフリウリってのは、優秀な白を産出する土地だそうです。
それにしてもカンティーナ・プロドゥットーリ・ディ・コルモンスってとこは、どんな人間がやってるのか見てみたいものです(笑)

2007.01.31

はーるよ、来い♪

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(トマトを練りこんだタリオリーニ)
先日、時代屋に行って時に食べたパスタ。
ふきのとうも入ってて、あのほろ苦さ(あんまり苦くなかったけど)もマッチしてました。
春を待つ。

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