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2006.08.04

打つべし、打つべし、打つべし

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先日のWBA世界ライトフライ級王座決定戦、亀田興毅対ランダエタの評判がすこぶる悪いようです。
まぁ持ち上げすぎてバカ騒ぎしてたTV局と提灯持ちのタレントや亀田人気の尻馬に乗ってたタレントのことを思えば、小気味いい感じすらします。
でも、確かに亀田興毅はしょっぱい試合はしたけれど、ボクサーとしての資質は高いですよね。
で、僕はボクシングは好きだし、知ったかぶりはしたくないけど余りに無知な論評が多すぎると思います。別に亀田興毅ファンじゃないし、庇うつもりもないけれど、そりゃちょっとひど過ぎるんじゃないでしょうか?
TBSには番組中から終了後にかけて3万3500件以上の電話があり、担当者が応対したうち半分は「いつになったら始まるのか」といった苦情だったそうです(笑)
多くの人がボクシングの興行のメインイベントが何時頃始まるかも知らないで観てたんですね(笑)
残りの半分は「判定がおかしいのではないか」って内容だったそうです。
多分、そのうちの大半の人がこのボクシングのジャッジ基準も知らなかったんだと思います。
僕だってそれほど詳しくもないし、ボクシング事情に精通してる訳ではないです。
でも苦情や抗議の前には最低限のベースが要るでしょう。それを無視してしまっては、サッカーでオフサイド・ルールも知らないで、「何で今のが反則なんだ!」と叫んでるのと同じになってしまいます。

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2006.07.22

愚かなり、FIFA

a06072201.jpgW杯決勝戦の事件について、FIFAが当該選手から事情聴取をを含めた調査をしていると聞き、僕は妥当だと思ってました。
しかし、FIFA規律委員会が導き出した答えは非常に愚かなものとなりました。
マテラッツィの発言が人種差別的なものではなかったと認めながらの結論。
ジダンには3日間の社会奉仕活動と7500スイスフラン(約71万2500円)の罰金。
マテラッツィには2試合の国際試合出場停止と5000スイスフラン(約47万5000円)の罰金。
マテラッツィの挑発行為がけしからんと云う内容です。
我がドイツのフリンクスは試合終了直後の小競り合いの中で起きた暴力行為をイタリアにリークされ出場停止処分を受けました。
試合終了後のこととは云え、その処分を甘んじて受けたのは、ことが暴力行為であるためだと思います。
しかしマテラッツィには人種差別的発言も暴力行為もなかった。
その発言が挑発行為と云うのなら、その発言の前にジダンがマテラッツィにかけていた言葉は挑発行為ではないのか?
今後、選手にマイクでも付けて全ての発言を試合後に取り締まるのか?
時間を遡って卑劣な行為を取り締まるのなら、マラドーナの神の手ゴールはお咎めなしでいいのか?
僕は、あのゴールをとやかく云うより、あれを正当なゴールであるかのように振舞ったマラドーナの姿勢こそがW杯史上最も卑劣な行為だと思っているのですが。
とにかくFIFA規律委員会は、大変なミスをやらかしたと僕は思います。
おまけにジダンの大会MVP『ゴールデンボール』のはく奪は議論の対象にすらならなかったそうです。
FIFAは自らを律する事も忘れています。愚かなり、FIFA。愚かなり、ブラッター。

2006.07.13

英雄と悪漢

W杯に関することは、前回で打ち止めにしようと思っていたのですがどうも雲行きが怪しいので。
サッカーに関する限りメディアと云うのは、なぜにかくも愚かなんでしょうか?
欧州と南米はヒステリックで大人気なく時には犯罪的ですらあるし、日本では未だサッカーに
対する理解が未成熟だなと思います。これは、TV局に乗せられサッカー番組で提灯持ちをする
タレントにも責任があると思いますね。
今回のジダン退場の一連の動きに関して、大切なのはマテラッツィが何を云ったかではないです。
FIFAは声明を出すまでもなく調査を行なうのは当たり前ですし、どのような経緯があったにせよ、
人権差別とされる発言があったのならば、マテラッツィは処分されて然るべきです。
だからと云ってマテラッツィが何を云ったかを一字一句公表するよう言われはないと思いますし、
それらに対する興味は明らかにゴシップです。ジダンに同情する素振りで明確にして欲しいと云う
輩もいるようですが、それはいたずらに何度もジダンを傷つけるだけでしょう。

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2006.07.11

原爆頭突き

a06071201.jpgマッチ64:イタリア1-1(PK戦5-3)フランス
わはは!話になりませんね。ひどいな。
最後にジダンが全部もっていきました(笑)
君は大木金太郎かっ!
マテラッツイのこけ方もマンガのようでしたね。
「ぎゃふん!」って感じで。
で、マジメな話ですが良くないです。
僕はジダンをプレーヤーとしても人間性を含めて評価してるし、それは変わりません。
今回もマテラッツィがとんでもない誹謗を口にしたに違いないとは思います。
メディアもジダンに裏切られたような報道を強調してますが、僕のあやふやな記憶ではジダンは過去にも数回やってます。ヘッドバットで処分も初めてじゃないはずです。
たしかチャンピオンズ・リーグでもやってるはずです。だから「裏切られた」とは、僕は云いません。
逆に「お前ら、ジダンが切れやすいの知らないのか?」と言いたいです(笑)
アディダスゴールデンボール賞(MVP)がジダンってのは納得出来ません。
これは記者投票だからアディダスに罪はないんですけどね。
例えラフプレーで退場を受けても、それがゲームの流れなら仕方はないと思います。
けど、ボールに関係ない場所での蛮行によって退場を受けた選手が、MVPはいけない。
決勝戦を台無しにした選手なのだから。
FIFA技術委員会がレッドカードの意味を知らないとは云えないでしょう。
今回は該当者なしでいいです。すぐさま取り消すべきだと僕は思います。

2006.07.10

+チームガイスト・ベルリン

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マッチ64(決勝戦):イタリア対フランスで使用される公式球です。
+(プラス)チームガイスト・ベルリン。ゴールドを施したボールと聞いて、全部「金ピカ」を
連想していた僕はバカでした(笑)これなら良かろう(^^;
それにしても試合球に両チームの国名が入っているとは驚きです。
さて、決勝戦。どっちが勝つかなんてどうでもいいし、予想もつきません。
でも、どこかおかしいと思うのは、この試合の主役はデル・ピエロとジダンじゃないだろってこと
です。確かにどちらも嫌いな選手じゃないし、どちらの選手にも僕は期待しています。
ジダンのタッチは相変わらず柔らかいし。でもNHKのニュースまで解りもしないで偏った報道を
繰り返しているのはいかがなものか?やっぱりイタリアはフランチェスコ・トッティだろうし、
フランスはティエリ・アンリだろ。
個人的には狂犬ガットゥーゾとトレゼゲに期待しています(笑)

2006.07.09

凱歌(ハッピーエンド)

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マッチ63:ドイツ 3-1 ポルトガル
両チームともフィジカル的に最悪のコンディションの中、よく頑張った試合になった思います。
どうしても元気な選手と無理してる選手の差がでてしまいますが、これは仕方のないことです。
C・ロナウドなんかバランス崩したり、踏み込む軸足がブレたり、気の毒でした。
そんな中、ドイツの元気印バスティアン・シュバインシュタイガーが気を吐きましたね。
開催前から僕が最も期待していた選手のなので、なんで今ここで爆発か!って感じですが(笑)
あとポルトガルの1点もなぜ、もっと使ってもらえないのかと思ってたヌーノ・ゴメスだったので、
僕も納得です。でもあれは、ルイス・フィーゴが凄いんだけどね(笑)
今日のドイツはバラックがいないので自発的に動いたMFと、カーンが怒鳴るので一生懸命働く
若いDFがうまく機能してました。サドンデスのプレッシャーもないのでのびのびでした。
上川主審も的確すぎるほど的確なジャッジでした。プレーをはっきり見れる位置まで走ってました
からね。ミスはほんの少しだけだったと思います。ただ、プレーに近づきすぎて邪魔な場面はあり
ましたけどね(笑)
さあW杯も終わりましたね。次は南アフリカですね!
え、決勝?まだ、やるの?クジ引きかPK戦で決めたら?

2006.07.08

オリ・カーン登場!

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ワールドカップも3位決定戦と決勝戦を残すのみとなり、特に3位決定戦は、よほどドイツか
フィーゴあたりに興味のある人しか観ないかと思われますが、面白い情報が入ってきました。
ガセネタでないことを願いますが、どうやらドイツの先発GKはオリバー・カーンらしいです。
出た!真打ち登場!(笑)よし、早起きして観よう。

2006.07.07

凌駕

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マッチ63(3位決定戦):ドイツ対ポルトガル
マッチ64(優勝決定戦):イタリア対フランス
準決勝が終わり、僕にとっては残念な結果になりました。
次世代を切り開くポルトガルになら決勝で負けても仕方ないかと思ってただけに(笑)
それにしてもイタリアもフランスも、この抜け目の無さは何ですかね?(^^;
僕のまわりには、イタリアの優勝を予想した人がかなり多いです。友人も職場の人も。
てか、ほとんどの人がブラジルかイタリアの予想。
かくいう僕もドイツを応援するしかないのでなるべく優勝予想は避けていたんだけれど、
開幕前のこのエントリで『今大会の優勝はイタリアかもしれないなと思ってます。』って
書いているくらいだから。やはり負けないサッカーってのは偉いのかな。
肝心なのは当たり外れでないし、ここまできたらイタリアでもフランスでも関係ないです。
フランスが勝てばジダンとアンリはやっぱりすごいなと言う事になると思います。
僕個人の感想で云えば、どちらが優勝しても何も変わらないな。ってことです。

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2006.07.06

落日のドルトムント

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ついにドイツが負けてしまいました。残念です。
僕は語彙が少ないので、こういう時は言い古された言葉を使ってしか表現するしかないのですが、
まさに「これがフットボールだ」ですね。

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2006.07.05

弱者としての自覚

次期日本代表監督にオシム氏の就任がかなり現実的になってきました。
今月2日にオシム氏が記者会見を開き述べた言葉の中に印象的なものがありました。

日本人は自分たちがトップの仲間だと思っている。
経済、政治はトップレベルだが、サッカーではそうではない。勘違いだ。

日本がサッカー後進国であり弱小国だと云うのは、僕が常々思っていることでもあり、
口にしている事です。
就任前に臆面もなく、こういうことを云ってくれる将に率いられるのは、幸運な事だと思います。
何も卑下することはなく弱いからチャレンジするのであって、W杯出場や決勝トーナメント進出が
約束されているような国ではないということです。
W杯は次回からアジアの出場枠が減らされる上に豪州まで組み入れられることに不安を訴える
報道も見受けられます。しかし現実に欧州や南米では多分日本より強い国が予選落ちしている
事実を考えれば、僕は受け容れるべきだと考えています。
ただ弱小国だと言っても試合での勝ちは勝ちだし、勝つための戦略は存在します。
予選を勝ち抜くうえで、チャンスは多ければ多いほど数多くのストラテジックを試す機会に
恵まれますし、予選枠は2でなく2.5が望ましいと思います。
そして、勝つためには何をしたらいいかは、オシム氏が伝道師となり導いてくれる筈です。

2006.07.03

決勝戦へ・・・

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マッチ61:ドイツ対イタリア
マッチ62:ポルトガル対フランス
楽しみな欧州勢同士の準決勝となりました。可能ならばリーグ戦で1位~4位を決めたいくらいに。
手の内を知り尽くした国同士の戦いだけに、焦点は如何に自分の方へ流れを引き込むか、如何に
主導権を握ってゲームをコントロールするかになると思います。
各チームともエースや看板選手に様々な期待が寄せられます。
ドイツならバラック、クローゼ。イタリアならトッティ、トニ、ジラルディーノ、ネスタ、
カンナバーロ。ポルトガルならフィーゴ、デコ、ロナウド。フランスならジダン、アンリ、ヴィエラ。
これらの選手の浮沈が自国の命運を握ると言っても過言ではないですが、フィジカル面で問題を
抱えてる選手が多いわけです。やはり大舞台で星を挙げるためにはプラスアルファの要素を持った
選手の活躍が必要ではないでしょうか。
例えば、イタリアではデルピエロやインザーギなどは、プレーインして、ひとつの活躍だけで、
大きく局面を変える事が出来る選手です。フランスならトレゼゲやリベリー。ポルトガルなら、
ゴメス、マニシェ辺りかな。
我がドイツではダヴィド・オドンコー、オリバー・ノイビルですね。
実際は、こういった選手達の活躍が決勝への扉のカギをこじ開けるのではないかと思います。

2006.07.02

欧州、最強

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ベスト4にはドイツ、イタリア、ポルトガル、フランスが残りましたね。
スぺインこそ残念ながら消えてしまいましたが、組み合わせが決定して以来、僕が望んだチームが
結果的に残っているわけで、ちょっと出来すぎの感もあります(^^)
それにしても死んだフリしてたようなイタリアとフランスって、いったい・・・?(笑)
あ、そうですか。お家芸ですね。フランスはともかく、イタリアは。
僕は以前にコメントの中で「アルゼンチン、イタリア、イングランド、ブラジルの4強は実現性が
高いけど皮肉なことに全て絶好調とはいえない」と書きましたが、本当にブラジルは終始、本調子に
なかったように思えます。
やはりタレント溢れるプレーヤは常に必要ですが、それだけでは勝てないことを証明してますね。
とにかく、最後に残ったのはUEFAの4ヶ国。欧州開催だけに成り行きとも云えますが、
もう手の内を知り尽くしたもの同志、小細工が通用するとも思えません。
こうなるとカギを握るのは、今大会の元気印が機能したチームが勝利に近づくと思われます。
次回はその辺りについて書いてみたいと思ってます。

2006.07.01

恩讐の彼方に

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マッチ57:ドイツ 1-1 PK戦 4-2 アルゼンチン
どうやら僕にとってドイツがアルゼンチンと戦うと言う事は想像以上に大きな意味を持ってた
ようです。ただTV観戦するだけなのに精神的異常をきたすほどに。それぐらい、この試合だけは、
負けて欲しくなかった。ホームディシジョンであろうが、なんであろうが、小さな幸運のカケラを
かき集めてでも勝って欲しかったのです。
試合開始前に友人TOが「ドイツ勝つよ。アルゼンチンはサブユニフォームの時点で終わってる」と
メールをくれました。僕は、そんな他愛もないことでさえ嬉しかったのです。

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2006.06.29

This is football

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マッチ57:ドイツ対アルゼンチンが控えているので、本当はその試合が終わるまでは貝になろうと思ってました。
感想を書けば、どうしても色々書きたくなるし、自分の好まないチームには冷たくなります(^^;
それが「天井に唾」するようにドイツ贔屓の自分に戻ってきそうな気がしますから。
でも、スペインが敗れて少しでも何か書かないといけない気になりました。
そして、遠くマドリードの地にいる友人へ向けて。
「これもフットボールですから。胸を張って誇りをもって次の欧州選手権で戦いましょう。」

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2006.06.27

イビチャ・オシム

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サッカー日本代表の次期監督は、イビチャ・オシム氏がかなり有力なようです。
一応、僕はジェフ千葉のファンなので、あのチームをあのレベルにまで押し上げた監督が
チームを去る事は残念なのですが。
以下、ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイトの公式発表です。

オシム監督の報道に対して
日頃からジェフユナイテッド市原・千葉にご声援を賜り誠にありがとうございます。
一連のオシム監督の報道に関して、ファンならびにサポーターのみなさまに大変ご心配をお掛けしております。
この件に関し、当クラブとしては、オシム監督には契約満了まで、ジェフユナイテッド市原・千葉の監督として指揮を執っていただきたいと考えておりますが、監督の再来日を待って、監督本人の意思を確認した上で、話し合いを進めていきたいと考えております。
また、日本サッカー協会の今回の対応に関しては、誠に遺憾なこととして申し入れを行いました。
新たな進展がありましたら、ご報告させていただきます。
今後とも、ジェフユナイテッド市原・千葉に熱いご声援をよろしくお願いします。
ジェフユナイテッド市原・千葉

イビチャ・オシム氏が日本代表監督に就任すれば、それは日本代表にとって本当に良いことだと
思います。4年後のW杯に出場出来るかどうかだけが問題なのではなく、JFA百年の計にも
繋がるほどの有益な事だと僕は思います。
公式サイトによれば師は4月26日の試合前ミーティングで、こう語ったそうです。

「終わったことは変えられないが、未来は変えられる。自分たちのプレーに責任を持たなくてはいけない。」
「やったことが返ってくるのが人生というもの。もっと走るべきだし、タイトにプレーすべきだ。全てが返ってくるのだからやらなくてはいけない。」
「走ることと責任感がなければ、ゲームは成り立たない。」

誰もが解りきってる事なのですが、日本代表にとっても最も大切なことだと僕は思います。

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