2007.04.21
グイン・サーガ#113
グイン・サーガ#113「もう一つの王国」
ネタバレを考慮して、畳ませていただきます。
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2007.04.17
以前にも書いたけど、最近活字離れがひどかったです。
まぁ、気になる雑誌とかは目を通すし、ご存知の通り「グインサーガ」とかも読んではいるけど
自分の感性に問いかけるような純文学とかは、ほとんど読んでいません。
僕は村上龍と中上健次だけで終わったと、自分で思ってたかもしれません。
そんな中上健次ですら、全作品を読破しているわけではないのだけれど、こんな状態だから、
今読むのは無理すぎ(苦笑)あと僕の個人的に色々問題もあるし。
そんなことを考えていたら無性に何か読みたくなってきました。出来れば、ここ数年の芥川賞や
直木賞作家がいいなと。別に村上龍や山田詠美が審査員なんていう賞に権威なんて微塵も感じて
ないんだけど、そうやって売れている作家を少し読んでみたいなと思いまして。
で、その手の事では信頼出来る友人が「東野圭吾は好きだ」と云ってたのを思い出し、お薦めを
尋ねてみると、「手紙」「白夜行」を挙げてくれました。いずれも、ドラマか映画か知らない
けど、映像作品になっているようで、「そんなもんは観なくていいから、小説は良い」との
ことでした。で、立て続けに読んでみたのが、
「卒業―雪月花殺人ゲーム」
「手紙」
「白夜行」
「幻夜」
確かに面白かったです。ま、ドラマとかにしたくなる気持ちも解らないではないですが、
こんなもんを映像化しようとするTV屋自体、創造力が貧しいというか、何もわかっちゃいない
感じですね。恥ずかしくないのかな?(笑)
そう僕が感じるほど、僕のツボに嵌まってます、「白夜行」と「幻夜」は。
長くなるから、それらの感想は別の日に書くことにします。
出来れば、数回に分けて書いてみたいと思います。
まだ東野圭吾の作品はたくさんあるし、「容疑者Xの献身」とかも読んでないんだけど、
「白夜行」と「幻夜」を読んでしまった今となっては、結構つらいかもしれない。
とりあえず、小説を読む勢いはついたから、次いこう、次(笑)手当たり次第かな?
2007.04.04
BRUTUS 2007年 4/15号
現在、東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」が開催中で、ダ・ヴィンチの
「受胎告知」が出展されているらしいです。それを受けてか先日はNHKでも番組やってたし、
今号のBRUTUSでは『西洋美術を100%楽しむ方法』が特集されています。
やはり芸術を楽しむためには素養が必要な場合があります。
誤解を避けるために云えば、飽くまでも楽しむためであって、知識をひけらかす為でなく(笑)
でも、それは無理。僕には無理。西洋美術どころか日本の常識でも怪しいんだから。
ましてや、宗教絡みのことなんて一朝一夕にどうにかなる訳もないわけです。
で、僕はそう云うことを以前から自覚していたので、ほとんど諦めているのですが、最低限知って
おいて損のないこともあります。
全てを知らなくても、少しでも知ってれば楽しめる部分があるってことです。
そういった意味でも、また資料的な価値の上でも、今回のBRUTUSは値打ちがありますね。
飽くまでも、僕にとっての話ですが(笑)
2007.03.22
不都合な真実
アルバート・アーノルド ・ゴア・ジュニア。
アップルコンピュータ取締役(まだやってるのかな?・笑)
僕は、アメリカが民主党であろうが、共和党であろうが、どうでもいいんだけど、アル・ゴアが
副大統領に選ばれる以前から彼がアメリカを背負ってくれることを期待していました。
で、その後の「全米情報スーパーハイウェイ構想」は、よく混同される現在のインターネットとは
違うんだけど、確かにインターネットの普及に寄与したことは間違いないです。
政策面でも現大統領を遥かに凌駕していたと思われる彼が大統領選で敗れた時、僕は失望しました。
結果論ながら彼がトップにいたならば、この不毛な戦争が始まっていたかどうかと思います。
まぁ、余談ながら彼の夫人はどうかと思いますがね(笑)「文化に対するテロリストだ。」って
フランク・ザッパが非難したのは知らなかった(爆)(Wikipedia参照)
で、「不都合な真実」ですが僕は映画も観ていなければ、本も読んでいません。
ま、映画はドキュメンタリーで別にTVでもいいんじゃないの?って感じだし、書籍は高価すぎます。
当初、これは講談社の暴挙だろと思ったのですが、本国でも14ドルくらいしてるし、オールページ
フルカラーだからこんなもんかな?まだ、それでもぼったくりに近いけどね(笑)
少し立ち読みしたけど、えらい無駄なレイアウトで、「何じゃこりゃ?」で感じです(笑)
元々、論旨というか訴えたいことは明白なので、本書を読まずとも色々知ることは容易です。
今号の「BRUTUS」だって「アル・ゴアが初めて語る地球温暖化とファッションの関係」らしいし、
「SWITCH」の3月号は、「スペシャル対談・アル・ゴア×須藤元気」が載ってたそうです。
わはは!この組み合わせ!(笑)確かに須藤元気は「不都合な真実」のオビにも寄せてたけど。
ところが、この「SWITCH」買い逃したんですよね。売り切れてた。多分、特集がミスチルだった
所為だと思うんだけど。読めないとなるとむしょうに読みたくなりますね。取り寄せようかな。
あ、ちなみに僕は地球温暖化対策に関して、アル・ゴアに全面的に賛成と言う訳ではありません。
あの場当たり的な京都議定書もどうかと思ってるし。ただ、ゴア批判として反対派が彼の自宅の
エネルギー消費量が云々と云ってるようなバカげた論旨とは一線を画したいですね(笑)
2007.03.13
演劇ぶっく 2007年 04月号
やっぱり毎年「演劇ぶっく」の4月号となれば、「演ぶチャート」の発表ですよね。
未回収の方が楽しみにしているといけないので、畳みます。
2007.03.08
大山倍達正伝
やっと、読了(笑)最近、活字離れが甚だしかったのと、600頁を越えるノンフィクションだった
ために、やたら時間を要しました。
友人M氏から薦められたとはいえ、「何が悲しくて今更、大山倍達を読まなくてはいけないか。」
と思いつつ読み進めていましたが、内容的には中々興味深いものがありました。
確かに大山倍達伝説の虚構部分には我々なら知ってる部分も多くあるのですが、勿論知らないこと
の方が多いわけで。そりゃ、関係者だって知らないことも多いでしょうから。
それが必要か不必要かといえば、一般人には不必要なのですが(笑)
この本を読むべき人ってのは、どういう人なのか?って事を考えてしまいますね。少なくとも
組織名に「極真」の文字が入ってる関係者は読んだ方がいいかもしれません。
「正義なき力は圧制なり」の言葉の重さが違いますから。
でも、一般の人は読む必要のない本です(笑)
本書はドキュメンタリーでありながら(ドキュメンタリーにはありがちですが)、証言を拒否されて
いるケースが多々あります。生き証人ですら語りたくない部分があるわけです。
あと、証拠や記録がない部分が余りにも多すぎる訳です。そういう部分については状況を踏まえて
憶測するしか方法がない訳で、僕は個人的に憶測を交えて答えを導こうとする姿勢を咎めるつもりは
ありません。しかし、本書が何を何処へ導こうとしているのかが解りません。
いや、僕はぼんやりと気付いてるんだけど、僕は気付かないフリをして生きていこうと思います。
例えば大山氏と梶原氏の邂逅がこの世に存在しなければ、大山倍達は晩年、聖人君子のような
伝説を残したかもしれないし、芦原さんや黒崎さんや添野さんや石井さんらも、全然違うことに
なっていたと思います。何より松井章圭氏が違ってたでしょう。
でも、歴史は歴史としてあり、なおかつ全ての人がインサイダーの事情を知らねばいけないとは、
僕は思いません。
だから僕の口伝は今後も「日本にはマス大山という空手家がいてね」から始まり
「牛殺し」の話に進み、「ウィリーはメチャクチャ強かったけど反則負けした」と続くし、
「総裁の弟子にはケンカ十段と呼ばれる男がいて・・・」となります。
決して、知らない人にウィリーのアングルや芦原氏の晩節をわざわざ説明したりはしない。
真実は必ず存在するけれど、いつも真実を晒せばそれで良いという訳ではないと、本書を読みなが
ら考えました。
2007.02.05
サライ 2007年 2/15号
この表紙は卑怯でしょう(笑)誰が何と云っても卑怯だ。
とりあえず立ち読みもせず買ってしまうでしょ。それがサライだろうと何だろうと。
ましてやCD付きだし。それで650円だし。
・・・でもCDに収録されてたのは三代目金馬師匠と五代目小さん師匠と六代目松鶴師匠。
いや、いずれも名だたる明治大正生まれの名人です。でも、僕は小さん師匠を好まないし(笑)
「これでインスタントかい?」って。(←古すぎっ!)
まぁCDはいいとして、肝心の特集はというと、志ん生に8頁割かれてます。
これだけで僕は満足です(笑)落語の常識みたいなページもあって、まぁこれだけ押さえておけば
多摩美の落研出身の人とも仲良くやれるかと(笑)
2007.01.26
ミッキーマウス・トレジャーズ
かみさん用に回収(笑)
1928年にミッキーマウスが誕生してから今日までの軌跡をたどり、
その時々の記念になるお宝グッズ30余点を完全復刻して収録。
「ウォルト・ディズニー・アーカイブズ」のロバート・タイマンによる書き下ろし。
高価な書籍ですが、僕が購入する雑誌の類は、競馬やコンピュータなどトレンドものが多く、
時間が経てばゴミ。これは、半永久的に大切にされるものですからそれなりの価値はあるかと。
2007.01.23
気まぐれコンセプト クロニクル
無事、回収しました。22年ぶりの新刊ですか。
感慨深いですね、これだけ集まると。
確かにこれだけ集めると外れも意外と多いことが解ります。
けど「今更、ギョーカイはないだろ。」とか言うホイチョイ・プロダクションズに対する批判は当てはまらないと僕は思います。
なら23年前なら「ギョーカイ」はアリだったのか?とか、あなたは漫画を地で行こうとしてたのか?って問題です。
要するに遊び心を解さない人は、23年前でも現実との区別が付いてたとは考えにくいし、多分現在もそうでしょう。
僕も、そういう方々が明日の日本をますますダメにしてくれることを祈ってやみません(笑)
拙ブログのタイトルの”capriccio”は、この「気まぐれコンセプト」から拝借したものですから、
本当はここでホイチョイに関して、色々書こうと思っていたのですが、これを読んだらそんな気は
失せてしまいました。これを読んで解る人は解ってくれるだろうし、解ってくれない人はどれだけ
言葉を交わしても解り合えないだろうと思ったから。
やはり僕の根幹はここにあります。
2007.01.17
BRUTUS (ブルータス) 2007年 2/1号
師匠1962さんに先を越されましたが(笑)
今号のBRUTUS誌は、茂木健一郎。
何だ、この黄色い表紙は?確信犯ですか?
見つけた途端にビビッ!ってきた、これがクオリアですか?(笑)
で、手にとってペラペラ見てみると、羽生善治、中沢新一・・・。笑ってしまい回収。
微妙すぎるだろ。どうせなら、もっとザクっと俗物な役者とか選んで欲しいです。
と、云うのも僕は茂木健一郎氏に必ずしも好意的であるとは云えないのです。