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2008.06.18

le baroncole

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先日「La Antica Casa」で飲んだワインは全部で3本。
とりあえず、ビール。じゃない場合は、スプマンテと相場が決まっているようなもんですが、
そうやって気楽に飲むには旨すぎました(^^;
BALBINOT PROSECCO Spumante Brut
ヴェネト州のプロセッコです。辛口を頼んだらこれが。細かい泡が気持ちよく立ってます。
プロセッコの甘みが僅かにありますが、ナシかリンゴかフルーティで甘ったるそうな香りが
するのですが、そこはブリュット、さっぱりした味で、決して甘くはないのです(笑)
でも、豊かな香りのせいか余り辛く感じないのがいいですね。これから食うぞ!って時に、
抜群なスプマンテでした。
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benaco bresciano Ronchedone
ベナコ ブレッシアーノ ロッソ ロンケドーネ
えー、このワインを売ってる所は見つけられませんでした(^^;
ましてや僕らが飲んだのは、ヴィンテージが1998年。ロンバルディアのワインです。
サンジョヴェーゼじゃないと思ったのですが、最近のには含まれているようです。
カベルネ・フラン、グロペッロ、マルツェミーノ、カベルネ・ソーヴィニヨンの名前が見えます。
色は濃いルビー色。黒っぽいルビー色です。とにかくベリー香がすごい。
この香りの豊かさと味わいを同席した方々は絶賛していました。僕も香りは分かったのですが、
味がイマイチ好みじゃなかった。スパイシーで樽香すら感じるのですが、繊細な味なんです。
僕の苦手な味なんです。でも、20分置いたら、解りやすい味になりましたね。
グッっとくるスパイシーさと果実味が増して、余韻が長いというか多いと云うのか・・・。
これで、薄っぺらな安物なら、それでもいいんですが、僕の苦手なだけで繊細で高価なワインだと
いう事だけは解りました。調べてみたら2005年ヴィンテージで5800~7800円クラス(笑)
こんなもん、店で飲んだら、1万円オーバーです。
よく、こんなムチャなもん出してきましたね、シェフ。
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chanti classico le baroncole
キャンティ クラシコ バロンコーレ
3本目はこれ。僕は、サンジョヴェーゼが大好きって訳でもないのですが、解り易いので好き(笑)
もう、口に入れた途端に、強い酸味が来ますが薄っぺらでなくベリー香やチェリー香?かなんかが
来ますね。グッとハナを突き抜けるような僕にでも解りやすいサンジョヴェーゼらしい味。
僕にでも解るって事は、しっかりしているってことで、こりゃすげぇ良いワイン?
シェフが色々説明してくれて、スーパートスカーナだと言ってましたが、イマイチ理解できなかっ
たので調べました(笑)あららー、ほんまスーパートスカーナですわ、これ。
作り手のサン・ジュスト・ア・レンテンナーノは、2000年と2001年のサンジョヴェーゼでは、
長期熟成に向かないと判断して、『ペルカルロ』を諦めて『バロンコール』って名前にしたらしい。
ちなみに1997年のペルカルロは、28,800円で流通してました(笑)
要するにバロンコールは、ペルカルロに使用するはずの畑の葡萄で造られた、お値打ちな
キャンティ・クラシコです。しかも2000年の生産量は約15,000本のみ。
値段以上の希少価値を感じます。いや、美味しかったですもん。
でも、シェフ、散財ですね(笑)よくも、こんな赤2本、蔵出ししましたね。
畏れ入ります。そしてごちそうさまでした。

2008.06.04

FARNESE

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ファルネーゼ「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」カサーレ・ヴェッキオ[2006]
最近「神の雫」を読んでいても、バカ高いワインが多くてハナから無理なので、これを飲みたいと
思うのモノはないですが、それには関係なく、このモンテプルチアーノ・ダブルッツォは、
いつか飲んでみたいと思っています。
理由は特に無くて、単においしそうだから。ってだけなんですけどね(^^)
あと、ファルネーゼにはサンジョヴェーゼモンテプルチアーノ・ダブルッツォがあるので、
一度飲み比べてみたい気がします。
僕みたいなよく解らない人は、そうでもしないと違いが解りにくいので(笑)
でも、外れがない気がしますよ、これは。

2008.05.28

Vigna Senza Nome

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Moscato d’Asti Vigna Senza Nome
モスカート・ダスティ「ヴィーニャ・センツァ・ノーメ」
先日僕がオークションで皿を落札した事を「La Antica Casa」のシェフは、祝ってくれました。
乾杯してくれたのが写真左の白ワインです。ビンテージは2002年だったと思います。
今は入手困難だと思うので、写真右とリンク先は現在出回っているものです。
甘口なのですが、この甘さは安物の甘さとはワンランク違う甘さでしたよ。
完熟した白葡萄(マスカットかな?)の豊潤な香り。あと花のようなフルーツの香り。
強烈です。そんな甘い香りがバランス良く香ります。これ、バランス崩れたらひどいかも(笑)
それで、余り酸味を感じさせず、まろやかで深い感じ。甘さはあくまでも、ねっとりしてなくて、
さっぱりしてるんですけどね。
ひと口、飲んだ時に、この上品な甘さは高価なワインだろうと思いました。
で、調べてみたら、この値段。この価格設定は絶対に損はないでしょう。ちょっと驚きました。
普段飲みに出来る値段ではないかもしれませんが、この上品な甘さは幸せな時間をもたらして
くれますよ。ビンテージ違いを考慮しても買い!だと僕は思います。
シェフ、ごちそうさまでした。ありがとうございました。

2008.05.05

Mas de Monistrol

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Mas de Monistrol[CAVA]マス・デ・モニストロル
友人が集まった時に抜いたカバです。酒屋で何もアドバイス受けずに、何気に買い置きしてあった
ものなのですが、抜群に美味しかったです。笑えるくらい。
友人に値段を問われて「3千円くらい」と云ってしまいましたが、すまん!どうやら千円もサバを
読んでしまったようです(笑)思えばそんなもんやわ、たしか(^^;
辛口で、これはちょっと凄いなと思って検索してみたら、絶賛の嵐ですね(笑)
おまけに売り切れも続出しているようで。納得ですね。
よく「ドンペリやシャンパンより上」とかの評価があって、いくらコスパが良くてもそこまでは、
言い過ぎなんじゃないのと思うことがありますが、このマス・デ・モニストロルは、それに匹敵する
讃辞を受ける資格があるかも。糖分無添加のブリュット・ナトゥーレの勝利か36ヶ月熟成の
勝利か葡萄の配合の勝利か、僕には解りませんが、この豊かな味わいと芳香は間違いなく値段を
遥かに越えるコストパフォーマンスを持ってます。機会があれば、ぜひお試しください。

2008.03.05

ワインラベル原画展

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シャトー・ムートン・ロートシルト[1973]
ムートン・ロートシルトと云えば、うちのテーブルワインのひとつですが・・・・・
いや、気にしないで下さい。一度、云ってみたかっただけです(笑)
写真の73年のムートンを飲んで、ロバート・パーカーは、ラベルのみの価値しかないと、
酷評したそうです。いつ飲んだんだ、いったい?(笑)
ワインもパーカーも寝てたんじゃないのか?(笑)
確かに、この73年はムートンが格付け第1級に昇格した記念で、ラベルに『バブロ・ピカソ』の
絵が採用されています。
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ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展
六本木ヒルズ森タワー52階で、“シャトー・ムートン”のワインラベルアートを紹介する特別展
「ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展」が開催されているそうです。

『ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展』
会 期:2008年3月1日(土)~3月30日(日)
時 間:10:00~20:00 ※最終入館は、閉館の30分前
会 場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
料 金:一般 1,000円、高校・大学生 800円、4歳~中学生 500円

さすがに出品作家は錚々たる顔ぶれですね。
ボトルに巻いてあるのと原画は受ける印象が違う気がします。
ぜひ訪れてみたいのですが、僕が東京に行く前に終わってしまうのな(残念)

2008.02.29

ROGER GOULART

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[CAVA] ROGER GOULART
昨日、スプマンテについて少し書きましたが、コストパフォーマンスで云えばCAVAもいいです。
カバ(Cava)ってのは、スペインのカタルーニャ地方などで作られるスパークリングワインです。
シャンパンと同じ方式で生産されるので、使ってる葡萄は勿論違いますが、その丁寧な生産方法から
明らかにお得です。最近は、カバも市民権を得ましたが、僕は幸運にも近所の酒屋さんが早くから
このロジャーグラートを仕入れていたので、既に10年近い付き合いです(^^)
お酒が飲めない僕ですが、この4種類のロジャーグラートは全て試しています。
左から順に
ロジャー・グラート・ブリュット Roger Goulart CAVA Brut
ロジャー・グラート・ドゥミ・セック Roger Goulart CAVA Demi Sec
ロジャー・グラート・ロゼ Roger Goulart CAVA ROSE
ロジャー・グラート・グラン・キュヴェ Roger Goulart CAVA Gran Cuvee Extra Brut
早い話が僕がお薦めする順番です(笑)
ブリュットは一般的で、うちでは一時期欠かさず常備していました。フルーティで柔らかな酸味も
ありますが、辛口でさっぱりしてます。甘ったるいだけのスパークリングワインとは一線を画し、
明らかにクラスが上のシャンパンと肩を並べるコスパの良さがあります。
ドゥミ・セックは、以前はセミ・セコって表示だったと思うのですが。セミ・セコもあるのかな。
ブリュットに比べて甘くなっています。女性で、こちらが好みって人も多いかもしれません。
酸味は更にまろやかに感じます。品質に差はないので、好みだけですね(笑)
ロゼもおいしいのですが・・・。これが芸能人達がドンペリロゼより美味しいと言ったワインです。
僕はドンペリロゼ飲んだことないけど、このエピソードがロジャーグラートを間違った方向の
有名スパークリングワインに導いたのではないかと思ってます(苦笑)
美味しいのは美味しいのですよ。美味しいロゼ・スパークリングワインで、この値段。
泡立ちも細かく、辛口なのにフルーティ感と香りが甘口のように漂います。
一度は飲んで損はないと思います。
グラン・キュヴェのお薦め度が一番低いのですが、これは僕の私的感情です(笑)
辛口好きな方なら、この4本のうちでは最高です。明らかにブリュットより一段は上です。
多分、比較して飲めば、味の豊かさは歴然としています。
でも、僕が飲んだ頃はグラン・キュヴェは、もっと高価だったのですよ。
確か2500円くらいしたかな。その価格差を埋めるほどの感動ではなかったです。
でも、ここで紹介しているのは、たった200円の差ですね。
その差なら、断然こっちか!(笑)
この値段ですから、僕はピノ・シャルドネやリオンド・プロセッコより、ロジャーグラートの
方が好きですが、あくまでも僕の好みと僕の中でのコスパの問題です。
何が何でもロジャーグラートが旨いとか、ドンペリと比較してってどうとかではないです。
確かに、高価でも大したことないスパークリングワインは存在するでしょうが、高価で
それなりにおいしいスパークリングワインも存在するのです。
ドンペリを飲んだことがない僕でも予算が許せば、ロジャーグラートよりも
ヴーヴ・クリコフェラーリを飲みますからね(笑)

2008.02.28

VINO SPUMANTE

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PINO CHARDONNAY ピノ・シャルドネ・スプマンテ
「神の雫」に出て来るようなワインを飲むことは滅多にありません。
でも15巻に出てきたこれは、安いので何度か飲んでます(笑)
僕が手を出せるような代物となると、商業タイアップイメージがぷんぷんしますけどね。
まぁ、確かに泡立ちは細かいし、スッキリしてます。
北イタリア、ピエモンテ産でピノ・ブラン種とシャルドネ種で造られた辛口です。
僕なんかは天使のアスティを飲むよりはこっちの方がずっといいです。
でも、大騒ぎするようなスプマンテではないと思います。
あくまでもコストパフォーマンスに優れたスプマンテだということです。
そういう点では、こちらも良いと思います。
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Riondo Prosecco リオンド・プロセッコ・スパゴ
ヴェネト産のプロセッコです。このスプマンテを見つけると必ず「パーカー90点」って形容が
付いてるのでウザイですが(笑)確かにコストパフォーマンスに優れたスプマンテです。
フリッツァンテでガスは若干弱めですが、辛口です。値段以上の満足感はあると思います。
ただ、こういうのはデイリーワインを楽しむ人や、人が集まった時などに時々飲むような人に
お値打ちであって、家庭でスプマンテを飲むって事が非日常な人にとっては、もうちょっと
無理してでも飲んでもいいのがあるんじゃないかな。色々あるし。
ドンペリを飲んだことがない僕でも、そう思う次第です(笑)

2008.01.05

LOUIS LATOUR

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【ルイ・ラトゥール】Bourgogne Cuvve Latour Rouge ブルゴーニュ・キュヴェ
これは先日3本目に飲んだワインです。Tさんが手土産に持って来てくれました。
ちにみに、この日の1本目に飲んだのは、ウマニ・ロンキ「ヨーリオ」
僕の好きなワインでモンテプルチアーノ種のおいしさが解りやすいワインです。
で、2本目に飲んだのが先日書いたフィンカ・アンティグア
そして3本目がこれでした。友達が来ると何本も飲めて嬉しい(違)
色は薄いルビー色。ほんと淡色って感じ。「あれ?」って感じ。
抜栓直後は、水っぽいと思われるくらいの味。でも、確かに上品な香り。その辺のボジョレーとは
一線を画してはいます。てか抜く前はカベルネソーヴィニョンだと思っていたのですよ。
ラベルに何も書いてないし。でも、ひと口飲んで違うのは解りました。
そっか、でかでかとブルゴーニュって書かれてるんだからピノ・ノワール種なんですね(笑)
もしかすると、この日は寒かったこともあるかもしれません。冷えすぎてたのかも。
20分くらいすると開くと言うか味も香りも変わりました。でも、香りは複雑なので巧く表現が
出来ませんが、なんか上品で繊細なフレーバーです。いい感じ(笑)
タンニンは余り感じません。僅かにあるのはあります。酸味は強めです。
いや開いてからは本当に美味しいワインでしたよ。最初は「何だこりゃ」でしたが(笑)
1時間ぐらいグラスに置いてあったら、さすがに落ちましたけど。
ヴィンテージは2005年でした。うーん、色々飲んでみるもんだな。
テレレ、テッテレー♪「IWAの経験値が2上がった!」
Tさん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。

2008.01.04

フィンカ・アンティグア

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Finca Antigua Tempranillo(フィンカ・アンティグア テンプラニーリョ)
2日の夜は友人が集ったので、以前まゆちゃんからいただいたワインを抜いてみました。
ラ・マンチャ地方のテンプラニーニョ100%なのですが、これが旨い。
ちょっと驚きの美味しさです。少しバイオレットっぽい色で開栓直後から生き生きとした果実味と
綺麗な香りがします。少しスパイシーなベリー香もします。タンニンも強くは感じられませんが、
しっかりとした感じです。そして時間を置くにつれ甘い香りが強まり、口当たりもなめらかに。
これは開いたのか、温度変化によるものかは解りません。10度くらいの部屋に保管してあったの
で、もしかすると飲み始めの温度が少し低かったのかもしれません。
言葉で書くと淡々としたものになりがちですが、これだけしっかりとしていて、綺麗な味で、
この値段と言うのはコスパがかなり高いと思います。無理してでも飲むべきです。
いや、本当においしいんだって。まゆちゃんと、おはまさん、本当にありがとう。

2007.12.20

デキャンタージュ

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僕なんか家庭でデキャンタージュの必要性に迫られることなぞ皆無ですが、フレンチを好まれる方
なんかは、3000円前後のワインでも、デキャンタが欲しいと思われる方はいるはずです。
でも、デキャンタージュは一種の儀式に近いものを感じられますし、ちょっと敷居が高い。
誰もが神咲雫のようにデキャンタージュ出来れば問題ないわけですが、あれを真似したら最後、
衣服も辺りもガーネット色に染まること必至です(笑)
そんな、悩みを一気に解決するのが、これ!(ジャンガジャンガ♪・違)
RIEDELデキャンタ・ワインシャワー
この拡大した部分にご注目下さい。ワインが8方向に糸のように均一に流れ落ちます。
これはある種の芸術であり、デキャンタージュと云う神業を容易くする夢のような製品です。
おまけに、じょうごの部分には文字通りロートが有り、澱なんぞも取り除けます。
昨日書いたPRIMO PALATUM NAVARRAも、これだけで素晴らしく開きました。
僕には、こういうデキャンタージュと時間をかけて空気に触れさせる方法との違いが解りませんが、
多分後者に該当する高価な古酒ワインを購入する事は今後ないと思いますので、問題ないです(笑)

2007.12.19

PRIMO PALATUM NAVARRA

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これがFクン達と「La Antica Casa」で抜いた2本目のワインなんですが・・・。
僕は本当に味見程度なんです。今、猛烈に後悔しています。もっと飲んでおくべきだったと。
ヴィンテージは99年。てか、PRIMO PALATUM NAVARRA(プリモ・パラトゥム ナヴァラ)は、
この年だけ。開栓後、シェフは未だだと感じたのかデキャンタージュしてくれたのですが、
これが素晴らしい香りの素直に美味しいワインだったのです。
甘い感じの果実香も果実味も豊かで、ぶわっーと来る感じの。でも余り飲んでないのです。
単一品種ではないと思ってましたが、Tempranillo 50%, Cabernet Sauvignon 50%だそうです。
ボルドーのネゴシアンがスペインのナヴァラで3000本だけ作ったワインだそうです。
シェフ、ご存知でした?
参りました。もう2度と飲めないかも。もっと飲んでおくべきでした(^^;
これ、美味しいから覚えておこうと思ってたもんで。多分、FクンやTクンも。
もう知らん!プリモ・パラトゥムについては、こちらを勝手に見て下さい。
もし、これを見つけた方がいらっしゃったら即買いすることをお薦めします。
絶対に美味しいから。買って損することはないです。
てか、そのうち素晴らしい値段に高騰するでしょう。モノがないんだから。
だから、セラーをお持ちでない方や保存に自信のない方は即飲みです。
もちろん、デキャンタージュをお薦めしますが、勝手に開くのを待つのも悪くないかも。

2007.12.18

Valderiz

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Valderiz (ヴァルデリス)
テルモ・ロドリゲス、みたび!(笑)
先日、Fクンが帰国していたので、いつもの連中と「La Antica Casa」へ行ってきました。
ワインは2本飲んだのですが、そのうちの1本がこれ。僕は飲めない上に、車を運転していたので
本当に味見程度だったのですが・・・。それでも、これは凄かったですよ。
以前飲んだテルモ・ロドリゲスは、これこれで、なんかただもんじゃない雰囲気は感じながらも、
イマイチよく解らない部分があったのですが、このヴァルデリスは値段に比例して解り易かったです。
ヴィンテージは2000年。葡萄品種はテンプラニーリョ100%。ティンタ・デル・パイスって呼び方
もするみたいですね。こんなもん、覚えれん。
いきなり全開って訳ではなかったです。でも、ひと口めからFクンが絶賛してたように、繊細かつ
丁寧な感じ。色はガーネット系。香りは豊かですが複雑です。果実香は20分位してから開いた
感があります。ヴァニラ香も有り。スパイス感も感じます。タンニンも弱くはないですが、
滑らかで飲みやすいです。何より僕みたいな者ですら感じられる素直な味わい。
これ、ちょっと畏るべしかも。僕なんかが飲むには少し高いかもしれませんが、それでもこの値段。
コスパは明らかに高いです。田崎真也がどう誉めたかは知らないけど、田崎真也やパーカーを
関係無しに、これは飲むべし!(笑)

2007.12.17

Finca Antigua Tempranillo

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Finca Antigua Tempranillo(フィンカ・アンティグア テンプラニーリョ)
おはまさん経由して、まゆちゃんからいただきました(^^)
これはスペインのワインなのですが、僕の仲間内では評判の良いワインです。
ラ・マンチャ地方のテンプラニーニョ。
まだ飲んでいないので感想は書けませんが、まずはお礼まで。ありがとうございました。

2007.12.06

LARINUM2006

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3本目にシェフが出してくれたのが、このワインです。
以前取り上げたラリナムのヴィンテージ違いみたいです。ラベル刷新ですか?
新酒ですよね。驚きました。
しかも、僕の記憶が確かならば、これは以前飲んだのと違います。色も味も。
色は少し紫色がかったような・・・。味は少しスパイシーというか果実味が減ったような。
香りと果実味は後から追って来るような感じです。
とはいえ、美味しい事に変わりはなく、美味しさの質が変わったような気がします。
同じモンテプルチアーノ・ダブルッツオなんだから、製法が変わったのでしょうか?
まだ市場に出回ってないらしく調べようがないのですが。

2007.12.05

Passo Doble

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Passo Doble / Masi (パッソ・ドーブレ [2006] / マァジ・トゥプンガート)
先日、おはまさん達と飲んだワインです。アルゼンチンのワイン(驚)
イタリアのヴェネト州の名門、マァジ社がアルゼンチンで作っているワインだそうです。
これは、ちょっと凄い(←またか!)ワインでしたよ。
まろやかな味わいで香りも豊富。えらく濃い感じがするのだけど、しつこくない。ってか、押し付け
がましくないって感じです。バランスの良いボリュームです。
ちょっと勉強してみたら、やはり作り方に手がかかっています。
まず、「アパッシメント」と云って収穫した葡萄を陰干しして半乾燥させる技を使います。
次に「リパッソ」と云って発酵後の搾りかすを入れて再発酵させるヴェネト州伝統的手法を
行なってるそうです。えらい手間がかかることと思います。
素人が聞いても、「そりゃコクや香りが深くなるわけだ」と思いますよね。
実際においしかったし。ワイン通の方が飲まれても、含まれるスパイスの混じり具合に唸るんじゃ
ないかと思いますよ。素人は、スパイシーのひと言で済ませますが(笑)
マルベック畏るべし。いや、ヴェネト州の一子相伝奥義、畏るべし!(違)

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